NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

総会は通過点。2022年下期社員総会

 

ノヴィータ広報担当 中根です。

2022年下期の社員総会が、2022年末に行われました。今日のブログでは、2022年下期社員総会で発表した内容とその考え方、雰囲気などについてお伝えできればと思います。

社員総会は半年に1回行っていて、会社の重要行事として捉えています。その時々の会社の状況や課題などを踏まえ、メッセージや伝え方を毎回変更しています。社員総会自体は今回で22回目、社員総会のブログは今回で13回目の記載です。

過去の社員総会のブログは、ノヴィータのこれまでの試行錯誤と、組織の変化・成長が詰まっています。ぜひ、ご一読ください。
2016年下期社員総会
2017年上期社員総会2017年下期社員総会
2018年上期社員総会2018年下期社員総会
2019年上期社員総会2019年下期社員総会
2020年上期社員総会2020年下期社員総会
2021年上期社員総会2021年下期社員総会
2022年上期社員総会


ノヴィータでは2020年9月より正式に全メンバーがフルリモートで勤務しています。普段が常時リモートだからこそ総会はリアルで集まりたいと願いつつ、限られた時間で勤務するメンバーや地方で勤務するメンバーも増えている状況等も鑑み、今回の社員総会もオンライン(リモート)で、6回目の開催となりました。

 

価値やブランドを認識し、社外に広げる

前半パートでは、半年間の経過報告と、2023年の方針についてシェアされました。

2021年上期からは中長期を見据えた取り組みを行っており、2022年のOKRは「他人、他チーム、他社と補完しまくる!」を掲げていました。コロナ禍のみならず社会情勢の変化が激しかったことで、ノヴィータもやり方を模索し続けています。

冒頭、1年の総括として「2022年に行った挑戦」を代表の三好が質問。これも、皆がそれぞれ挑戦していることを経営層が認識しており、それを踏まえた問いかけでした。
異業種からノヴィータへ転職した、業務で資格試験に挑戦した、社外の方へプレゼンをしてみたなど仕事寄りのものから、お子さんが進学した、身体を鍛えた、健康的な生活になった、などのプライベート寄りなものまで。

個々の努力によって、中長期の取り組みもよい数字・結果となり、その内容を皆で確認しました。
情勢もあってか、スポットの新規ご発注こそ少なかったものの、何年もお世話になっているお客様の運用案件、そして昨年以前にスポットでお世話になったお客様の方のリピートご発注があったことで、それらに支えられた1年でした。

年末にかけて、令和4年度「東京都女性活躍推進大賞」の優秀賞受賞や、リモートワーク関連の登壇などが立て続けにあり、ご注目いただく機会も多かったように思います。
社内の「誰か一人」ではなく、複数人が窓口になる。もらったご相談を自分だけで抱えず社内に回し、多様な視点で可能性を探っていく。そんな「部署連携の加速」が今年を象徴する変化のひとつですが、この変化があったことで、お客様のリピート発注、賞の受賞など、ひとつずつのわかりやすい評価をいただけるようになってきたと思っています。


2023年のOKRとして、「ノヴィータの価値の最大化のために、ブランディングに注力する」方針がシェアされました。
三好からは、「皆さんがすごいと思ってくださるようなものがノヴィータにはたくさんある、なのでより一層、すごいと思ってくださる方を増やしていこう」とメッセージが。
価値を言語化し可視化、社内で共通認識をとりつつ、社外発信して外的な評価も得て、多くのステークホルダーから「ノヴィータって他と違うな」と思っていただけるように注力していきます。

後述しますがこのたび定めた方向性は、「多様性のある働き方を実現したい事業会社を支援するWeb戦略構築・人材支援パートナー」です。この内容にて2023年、会社の打ち出しを強化していきます。

ブランディングという言葉は人によって捉える意味合いが異なることも多く、理解に向けた活動が欠かせません。「ノヴィータってこういう会社だよね!」の言動を社内と社外で一致させることを重要視しつつ、ブランドが広がっていく状態を目指していければと思います。


全社マーケティング体制の継続

2020年からマーケティング活動を強化、個人の課題感からの活動が多く、非効率な状態だったところから、組織としてのマーケティングとなるよう体制を整えるべく、1年前に部門を立ち上げました。
1年が経った現在、社内の誰もが事業の内容を語れるよう、言語化・可視化に取り掛かっています。あわせて利益面での優位性決定を含め、事業や商材の整理も行っています。

その過程で「自社で17年間、地道に取り組んできたノウハウを提供しご支援する」方向性を確認いたしました。主力事業であるデジタルマーケティング支援や人材サービスに加え、社会課題の解決を目指すための事業が本格化しています。

2022年で事業の整理が概ね完了し、かつ部門としての運用が回ってきたので、2023年は改善しつつも施策を継続、優先順位をつけながら、2024年以降の中長期的なマーケティング戦略を検討していきます。具体的には以下となります。

【1】コンテンツ発信の強化

事業ごとにホワイトペーパーを作成したり、コンテンツをNOVILOGで発信したりして、見込み顧客の方に向けた情報提供を戦略的に行います。
また、社外との接点を増やすにあたって避けて通れない、コーポレートサイトのリニューアルにも取り組んでいきます。

【2】ブログメディア「NOVILOG」の活用と、発信体制の強化

NOVILOGでは現在、発信テーマや切り口を増やすために書き手としてメンバーの協力をもらっており、2022年はおよそ月3本のペースで発信を行いました。溜まってきた記事の影響もあって、前年比約3倍の方に見ていただき、よい反応をいただけることも増えています。その反応を見ながら今後の記事を準備してはいるものの、発信本数の維持が精一杯という状況は否めなかったため、上述の通り戦略的な発信を推進するべくリソースを強化することに。
2023年からはNOVILOGに編集部が正式に設置されました。それにより、私も、広報兼NOVILOGの編集長として責務を果たしてまいります。この変更に伴う変化や考え方はまた改めて、ご挨拶を兼ねてブログ記事にしていく予定です。


「ノヴィータのブランドとは」社内各所で考える

ブランディングをOKRで掲げるのは2023年が初めてになりますが、ノヴィータの「ブランド」を考える社内の動きはこれまでにも見られています。

 

 

あるチームでは先日、4名のお客様にアンケートをとり、自分たちの業務の価値を見つめていました。4名のお客様には、多忙な中お答えいただき感謝しかありません。これまではやりとりや文章のトーンなどから推察するケースが多かった中、「直接」聞くことでブランドのヒントをつかむ様子には称賛の声があがりました。
実際に寄せられた「良いところ」には、当事者意識が高く能動的、詳細指示せずとも内容を理解してくれる、コミュニケーション面で助かる、などがあり、大変嬉しいコメントが多くありました。
一方、自身では強みと思っていたことがそこまでは思っていただけていないことも洗い出されています。この結果も踏まえて検討を深めていくとのコメントがありました。


また、今回の社員総会で行われたワークショップも「ブランドを考える」一つだったなと思います。

交流を目的とし、「ノヴィータのキャラクターを作るなら?」というワークをリーダーが企画し実施しました。キャラクターは、会社の方針において正式に作成する予定はない前提はありながらも、日々を過ごしている「会社」というテーマを扱い、言語とは違う脳も使いながら、ひとつのものごとを協力して達成するためにこのような建付けになっています。
6チームにわかれ、交流が目的ということで30分というかなり短い時間でワークをしましたが、どのチームもきちんとアウトプットを出し、普段会話しない人と会話を深めたようでした。
キャラクターをつくるにあたって最初にノヴィータの特徴を会話してもらいましたが、「真面目」「多様性」「課題解決」というキーワードが多くのチームであがったようです。正式なキャラクターではないため、少しだけにはなりますが、アウトプットの雰囲気をお見せできればと思います。

 

(公式キャラクターとして決定したものではないため、雰囲気のみの共有とさせていただきました)

 

このワークショップに関して後ほどアンケートをとったところ、偏って「このキャラクターが最も納得感が高い」という票を集めたものもなかったのが、大変興味深い結果でした。アウトプットもバラバラだったので、この結果がまさに、今のノヴィータの幅広さを指している気がしています。

 

その他、社員総会で話された内容の一部をご紹介します。

<収益事業の取り組み>

  • 昨年以前にお取引を開始したお客様のリピートご発注にて支えられたこの1年を踏まえ、新規リードの継続的な獲得、そのためのマーケティング施策強化に取り組んでいること。
  • お取引の内訳が大きく変わる中で、提供内容を変えながらうまくシフトし、数字は減らさなかったこと。
  • 要件定義の標準化に必要な勘所を学ぶカリキュラムとして、業務プロセスについて書籍を読み、作成する取り組みを行ったこと。
  • クロスSWOT分析にトライし、サイト制作に必須なビジネス課題の明確化や仕様設定の練度を上げていること。
  • お客様がお持ちのお困りごとについて、何らか先回りできるように話をする取り組みを行っていること。
  • UI/UX設計の実践と受注に向け、資料を用意し社内連携を行う傍ら、新規事業でのサイト制作にて実践し事例づくりをしていること。あわせて、デザイン品質の向上と標準化に向けて取り組みをすすめていること。
  • 属人化を防ぎ、より多くの人が対応できるようにするため、LPの構成案作成フローや関連テンプレートを整備していること。
  • 外部提供している講座において、デジタルマーケティングやWEBクリエイティブについて座学で教えるだけでなく、就業体験のカリキュラムをはじめたこと。
  • 提案を増やすため新規商材を模索したり、新規事業での改善と効率化を実施したりしていること。

 

 

<バックオフィスの取り組み>

  • リスクに備えるため大規模インシデントフローを構築し、新規事業における法務・規約・ルールづくりを行ったこと。
  • リモートワークに伴い、情報システムや情報セキュリティなどを重要視しているからこそ業務が増えがちだが、定型業務を半自動にしたり、未経験からGASを新たに学んだりなど効率化をはかったこと。
  • 多様な働き方を受け入れるからこそ重要となってくる、パートナー様へのセキュリティチェック運用を準備したこと。
  • 投資として、貸与PCスペックの強化に向けて進行していること。
  • 全社リモートワークでほぼ会うことがない・状況がわかりにくいからこそ、有事の際に備える仕組みを強化。災害対策としての非常用持ち出し袋の支給を安定運用しているほか、保険手続きのための窓口を設置したり、長期自宅外滞在連絡の仕組みを運用開始したりしたこと。
  • 年末調整業務をSaaSツールを使って実行できないか、トライアル実施したこと。
  • フローの効率化をはかって採用工数を削減しつつ、入社から間もない方に向けたオンボーディングに注力。部門長との定期的な目線合わせを採用、入社後(人事)のいずれにも活かしていること。
  • 新卒入社・新卒研修から半年後、振り返りを行い、フォローアップのための研修を2企画実施したこと。

 


ある意味「淡々と」。総会は通過点

「言語化・可視化をより加速させよう」と考え取り組んだこの1年。整理がされたことでまだ課題はありつつ、もともとメンバーが持つ責任感などもあいまって、既存事業・新規事業・バックオフィスなど会社の中のまさに「基盤」になっていると感じられました。

私がノヴィータに入り、8年ほど社員総会に運営としても携わっていますが、これまでで最も、「総会は通過点」であることを肌で感じた総会でした。
例えが拙いのですが、総会を特別な機会として特定の人が肩肘張って準備をし、とにかく伝えることに血眼になって力尽き、一方で聞き手はインプットが多すぎて処理できず、伝え手がなんとか半年後の総会までに忘れないように対策する…といったような「総会は特別」感が「いい意味で」まったくありませんでした。淡々と、日々やっていることをいったんひとまとめに整理して認識を揃えたという感じでした。

ブランディングの強化とは、接点があった皆様のうちより多くの方に、「ブランドが一貫している」と実感していただく必要があるということであり、社内外の一貫性を強化していく必要があります。その注力事項を鑑みると、「経過」としてこの総会を行えたことはとてもよい状況だと考えています。
とはいえ、もちろん完璧な状態ではないので、「週1、15分の朝会」「月1、30分の月次報告会」の機会をもっと活用して、年2回の総会をより効果的・効率的に運用するアイデアを実行したいです。これらも含め、総会から日にちが少し経った今でも「経過」として1歩ずつ進んでいることを実感できています。

「最も近いステークホルダーであるメンバーが自慢したい会社に、それが広報として最も効果があるし、お互いのメリットを考えた時に広報のあるべき姿といえるのでは」というポリシーで社内外の広報業務を何年も行ってきたので、それを象徴するようなOKRが掲げられ、長く投資してきたことが実ったような、感慨深い気持ちになりました。


「お互いのメリット」と表現しましたが、経営(会社)と個人の間においてゴール設定と登り方、自分ができること(ジョブディスクリプション)をお互い腹落ちできるレベルまで言語化してすり合わせていれば、働く時間や場所が同じでなくとも一緒に働けるということがわかってきました。この考え方をノヴィータでは、自社流のジョブ型雇用「リベラルワーク」と名付けて提唱しています。
お互いのすりあわせがずっと行えているこの人と一緒に働ければ、こんな未来が待っていそう。その人がどんな状況になっても、「多様な働き方が実現」できているならば長く一緒に働ける。
そんな考え方で、我々が当たり前に努力してきたことも、ブランドを考えるヒントになっていきそうです。

 

 

デジタルマーケティングの知識に加え、売り上げアップを通じた経営への貢献を行うことにより、柔軟で場所を問わない働き方が実現します。
さらに、これらデジタルマーケティングおよび経営への貢献ができる人を増やすために、かつ継続的に自ら学んでいけるように「教える」。このように相互に絡み合っており、一続きで捉えられます。
デジタルマーケティングと、それによってもたらされる「働き方」とその「教育」、あわせて働き方等の受け皿としても欠かせない「企業経営」や、柔軟な働き方と地域の発展をかけあわせた「地域共創」において、お客様の課題解決に向けご支援を行っていきます。

働き方や女性活躍、地域共創など大きな課題に立ち向かっているため、通過点と言いつつスタートラインにいるようなものかもしれません。ただ、これまで積み重ねた働き方やコミュニケーションの取り組みなどについて、発信することにより、お褒めの言葉、そして社会に向けた提案の姿勢に期待のお言葉も多数いただくようになってきました。

「一人ではできないことだからこそ組織でやる醍醐味がある」というのは三好がよく申している言葉です。昨今の働き方改革でみられる事例の中で、柔軟でありながらも「チームで」実現しているところは、ノヴィータらしいところだという自負があります。これを実現した考え方やノウハウも、もっと発信していきたいです。

他人、他チーム、他社と相互補完して少しずつ前進し、社内外どこを見ても一貫した姿をより多くの方にお見せしていけるようにいたします。引き続きご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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