NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

まだまだこれから。2022年上期社員総会

 

ノヴィータ広報担当 中根です。

2022年上期の社員総会が、先日無事に終了いたしました。今日のブログでは、2022年上期社員総会で発表した内容とその考え方、雰囲気などについてお伝えできればと思います。

社員総会は半年に1回行っていて、会社の重要行事として捉えています。その時々の会社の状況や課題などを踏まえ、メッセージや伝え方を毎回変更しています。社員総会自体は今回で21回目、社員総会のブログは今回で12回目の記載です。

過去の社員総会のブログは、ノヴィータのこれまでの試行錯誤と、組織の変化・成長が詰まっています。ぜひ、ご一読ください。
2016年下期社員総会
2017年上期社員総会2017年下期社員総会
2018年上期社員総会2018年下期社員総会
2019年上期社員総会2019年下期社員総会
2020年上期社員総会2020年下期社員総会
2021年上期社員総会2021年下期社員総会

 

ノヴィータでは2020年9月より正式に全メンバーがフルリモートで勤務しています。普段が常時リモートだからこそ総会はリアルで集まりたいと願いつつ、感染が収まっていない状況、および地方で勤務するメンバーも増えている状況等も鑑み、今回の社員総会もオンライン(リモート)での開催となりました。

オンライン総会も5回目を数えます。運営側もオフィス・自宅と分かれて開催し、出社は2名のみ。多様な勤務形態を行うメンバーがいる関係で、時間は極力短く、一方でインプットの密度が濃くなるように工夫しつつ、現状と課題を再確認しました。

 

事業部連携から、チーム力向上や新サービスなどの変化へ

前半パートでは、半年間の経過報告と、2022年下期の方針についてシェアされました。

今年のOKRは「他人、他チーム、他社と補完しまくる!」を掲げています。コロナ禍のみならず社会情勢の変化が激しく、ノヴィータもやり方を模索し続けています。
コロナ禍で明らかなる変化が訪れた後、「健全な危機感」を持ち短期的視点で対応を強化した後、2021年上期からは中長期での取り組みにシフトしています。

数年来、重点的に取り組んでいる社内の事業部連携が、今期かなり加速するに至りました。そして事業部連携の象徴となるような、新事業の収益が増加中です。働きたい思いを持つ方へ知識を教えたり機会を提供したりするサービス、そのような方々を受け入れる企業側を支援するサービス、および自治体の方々へノウハウをご提供するサービスの業績インパクトが大きくなってきています。

全社で見渡すと、新規メンバーの入社含めた体制の変更、担当範囲の調整、それのみならず設立間もないころから約15年間オフィスを構えていた新宿を離れ移転したなど、変化も多くあった半年でもありました。

今回の総会は、経営層など特定の人だけが発表するのではなく、チームで発表を分担するなど「いろいろな人が発表に参加する」というのが大きな変化でした。一方で、暑い日だったせいかPCや回線の調子が悪く落ちてしまうなどアクシデントが多くなり、発表する人数が増えた分、会の進行への影響も多くみられました。ですが、アクシデントがあってもチーム内で発表をカバーし合っており、チーム力が更に向上している様子がありました。

まだまだ見えやすい結果になってはいない部分もありますが、個々にとって新しいことに積極的に挑戦したことや、横断的な連携の結果として、今後に必要なものが「過程」の中に見えるようになってきました。

 

 

メンバー単位でも見える変化、見えない変化両方多かったようで、その変化については今回、短い時間ではありましたがワークショップの時間を確保、部署横断したグループを作ってシェアをし合いました。

 

「品質」視点から、お客様への価値提供に向き合う

クリエイティブ系の職種において、お客様と直接的には関わっていないメンバーも多くおります。だからといって「案件獲得は他の人に任せる」というわけではなく、作るという立場からしっかり向き合っています。
向き合うための観点の一つが、「品質」でした。

 

 

例えば、広告クリエイティブ設計の強化としてチームを新設。分析や設計の工程を見える化・フロー化に取り組み、これまで属人性が強かった部分についてチーム内のどの人でも対応できるようにしました。

また、定義済みの品質を実践に移したチームからは、複数案件に携わる別メンバーそれぞれに対し、「これまでの外部パートナーの中で最も柔軟で丁寧、かつ技術的に難しい対応ができている」「常に(年単位で)リソースを押さえさせていただきたい」など、品質への評価をいただいた事例も共有されました。

これまで対応してきた範囲から幅を広げて、総受注量を増やすために取り組んできたチームからは、「これまでより案件理解を深めることができた」「チームの足並みをそろえたことでチーム全体のスキルアップにもつながった」という意見のほか、「品質以外の部分で足りないものは社内の別チームができる場合があるため、連携して対応したい」という言及がありました。

 

 

「品質」に向き合うことを通じ、お客様への対応や、自社のサービス価値の向上についてより深く、自分ごととして考えている機会になっています。

クリエイティブ部門の取締役である川村からは、これらの発表をふまえ「皆、必死にやっていると思うし、そうなると今いまやっていることを守りたくなるが、あくまで提供しているサービスがお客様にとって価値があるかどうかをもっと見ていこう」とメッセージがなされました。品質の標準化と、お客様との信頼関係がつながっていることを今一度考える機会になりました。


その他、社員総会で話された内容の一部をご紹介します。

  • 既存事業と新規事業を両方取り組むことで、数値面の波やリソースを補完し合ったこと。
  • とある新規商材の開発が完了し、ご提案フェーズに入ったこと。
  • 運用フェーズになった複数の新規事業において、より安定運用のために体制を調整していること。
  • 東京近郊のみならず、地方にメンバーがいるという多様性と対応を評価され、ご発注をいただけた案件があったこと。
  • とあるサービスでお取引しているお客様において、ご提案を行い、別のサービスでもご発注をいただけたこと。
  • 部の数字をあげるために、KPTを行い課題を洗い出し、あわせてコミュニケーションに関しても数値化を行ったこと。
  • 「デジタルマーケティングを駆使して会社の売上を上げる」人材を育成していく講座について、現在はオンデマンドとリアルのハイブリッドで学べる環境に進化したこと。
  • 事業継続性を意識した運用体制を強化。非常持ち出し袋を全員に貸与、個人情報リスクアセスメントの実行、プライバシーポリシーの見直しをしたこと。
  • 3月のオフィス引っ越しを機に、クラウドサービス移行をさらに進め「事務所に縛られない」体制を強化、組織の安全性に貢献したこと。
  • 採用活動の活発化でスピードアップと入社者の増加。またオンボーディング(入社後のフォローアップ)強化にも着手していること。

 

全社マーケティング体制に向け、「言語化・可視化」の加速

1年前の社員総会の最中に話があがり、取り組むことになったデジタルマーケティングスキル強化。
その後、外部のコンサルタントにご協力いただき、商材・事業単位から取り組みを開始しました。

ノヴィータではこれまで、ありがたいことに既存のお客様から案件をいただくことで継続してきました。一方で、既存のお客様とのお付き合いが多いことにより、新規のお客様に出会いリピートいただく関係性になるまでの仕組みが大変弱く、コロナ禍を受けてその課題点が明らかになりました。
2020年からマーケティング活動を強化したものの、「とりあえずやってみた」側面が強く、個人の課題感で動いてはいるものの組織としての動き方ではなかったり、横断的に事業を語れる人が限定的だったりしたため、マーケティング活動が非効率な状態でした。

現在は「組織で」マーケティング活動を行うべく、事業や商材の整理を行い、利益側面から判断した優位性を決め、社内の誰もが内容を語れるような言語化・見える化に取り掛かっています。2022年に整理をし終えて、2023年からは、フロー構築も行って体系的なマーケティング活動の実施を目指します。これらの整理を通じて、ノヴィータの既存事業・新規事業双方の基盤づくりにつながっていくものと考えています。

 

 

当該取り組みの影響もあって、言語化・可視化というキーワードが各所で出てきた半年でもありました。

社内の各所でフロー化、可視化されたものが、例えば他の部署で転用されたり、他の担当者への引き継ぎがスムーズになったりなどの成功体験から、「言語化・可視化をより加速させよう」と考え取り組むメンバーが増えています。
前述した、全社マーケティング活動のための事業の整理と同時に、ワークフロー化、ドキュメント化を進めて「誰がどの案件に入っても効率よく」をさらに目指します。

 

 

現在はワークフロー化、ドキュメント化そのものに注力していますが、今後はその情報を整理し、すぐ取り出せるようにするというのが課題になってきます。この課題感を持ったメンバーによりすでに準備を始めており、情報システム部門の協力のもと、半年後の次回総会までにはある程度の進捗を見せるのではと思います。

 

地道に積み重ねて変化を起こしてきた、これを続けていく

ずっと取り組んできた社内外連携が形になってきて、ノヴィータが対応できることの幅がどんどん広がっています。現在のような不安定な社会状況において、成熟期の事業と成長期の事業、どちらもあるのは経営上の強みでもあります。

横断的な社内連携の増加を受け、役員からのメッセージも印象的な社員総会でした。

 

●「皆が考えて行動できているし、それが加速していて、しかも自分たちの言葉で共有し合うことで横連携につなげている。他の人の力を借りながら形にしたり、最大化へのトライをやったりしているが、それをどうやって目的に近づけていくのか。目的を見据えて形にする・最大化する、それらを継続するフェーズだと思っている」(坂本)

●「部署をまたいだ動きが増えていて、コラボレーションが重要になっている。ディレクションやコミュニケーションなどにおいて、どういうことをやるとお互いが仕事をやりやすいのか、動きやすくなるのかを一人ひとりが考えていくとよりシナジーが生まれると思う」(川村)

●「既存を守りながら、新しいことがやれている(未来の投資)というのは、なかなかできないこと。会社での相互補完は醍醐味。他者との関わりで自社・自分のことを認識し自覚できる、それは必要なこと。これらをノヴィータの中で感じてもらえるといいなと思うし、ぜひ一緒に頑張っていきたい」(三好)

 

また、今回の総会に同席いただいたパートナーからは、「言語化して伝えることで学びにつながる。言語化を含めたコミュニケーションで人は育つということを実践していて素晴らしい」と、お褒めの言葉もいただくことができました。

 

下期も引き続き、デジタルマーケティングと、それによってもたらされる「働き方」とその「教育」、あわせて働き方等を受け入れていただくには欠かせない「企業経営」において、お客様の課題解決のご支援を行っていきます。

 

 

デジタルマーケティングの知識を活かすことで、柔軟で場所を問わない「働き方」が実現するだけでなく、売り上げアップ等を通じて経営への貢献ができるようになります。さらに、それができる人を増やすために、かつ継続的に自ら学んでいけるように「教える」。
このように相互に絡み合っており、一続きで捉えられます。

また、昨今増えている自治体とのお取り組みも強化し、これまでノヴィータがやってきたことの本質が何らか地域活性・地方活性に活かせるよう、解決策のいち事例としてご提案する機会も増やしていきます。

 

お客様はじめ、信頼関係を築きたい外部の皆様と継続的かつ長期的な関係を結んでいけるよう、ノヴィータが取り組んできたことをノウハウとして提供、品質にも妥協なく取り組み、ご期待をいただける状態を目指していきます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 



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