
ノヴィータでは全国の自治体向けに、ビジネスに貢献する新しいスキルとしてデジタルマーケティングの知識や経験の獲得が目指せる講座を提供しています。在宅・遠隔で働く選択肢を提供しているこの講座は、昨今、地方創生の観点で自治体からも熱い視線を受けています。
講座では、希望受講生に実務経験を積んでもらうインターンシップの機会を提供しています。受け入れ企業の協力のもと、参加した受講生はそれぞれが就職活動や次のステップに活かしています。
一方、受け入れ企業にとっても、採用・広報・人事・業務効率化などにおいて会社の発展につながるメリットや、良い影響を見出されています。
会社の発展に向けて幅広く機会を模索している方や、デジタルマーケティング人材のインターンシップ受け入れにご興味のある方はぜひ読んでみてください!
ノヴィータが提供するデジタルマーケティング講座とは
ノヴィータの「デジタルマーケティング講座」は、パソコンやスマートフォンを使って商品やサービスなどを紹介し、売上を増やす「デジタルマーケティング」について、基礎(学び方)から実践までのスキルを身につけるセミナーです。2021年から提供を開始し、現在は複数の自治体を通じて提供しています。
約20年にわたり、デジタルマーケティング関連事業を行ってきた知見を活かしているほか、自社で行ってきた働き方改革などのノウハウを活かした講座です。
在宅・遠隔であっても、デジタルを通じてビジネスに貢献できるようになることを重要視した内容になっています。これにより、子育てや介護等の理由により就労に制限のある方、特に子育て中の女性の方へ、働く選択肢を提供することができるようになります。この取り組みは、昨今「女性デジタル人材育成」のキーワードで全国的に注目が集まっています。
ほかにも、当講座を通じて遠隔での連携や雇用創出、選択肢拡大に伴う地元企業の活性化、各自治体内のコミュニティ活性化、情報発信の加速や関係人口創出の効果などもあり、様々な自治体から多数のお問い合わせをいただいております。
デジタルマーケティングの講座自体は様々な企業から提供されていますが、ノヴィータ独自ともいえる特徴は単にスキルの提供に留めず実践の場を設けることです。受講生は企業にインターンシップという形で就業体験をしたうえで、就職活動や就労に臨みます。
デジタルマーケティング講座で、インターンシップを受け入れるメリット
「デジタルを通じてビジネスに貢献する」ノウハウを受講生に学んでいただきますが、デジタルの進化は早く、ビジネス市況も目まぐるしく変わっているため、座学だけでは学べることが限られてきます。
実際にデジタル人材として活躍するために、より実践的な学びを得ることができる機会としてインターンシップを設けています。インターンシップは、実際に受け入れてくださる企業のみなさまのご協力のもとに実施しています。座学だけではわからない現場の業務や実務を知り学びを得る貴重な機会となるため、自治体の方々からも就労へのアプローチとして強い関心をいただいています。
受け入れ企業のお声を聞くに、インターンシップに協力いただいた企業にもメリットがあったり、受け入れで起こった良い影響があったりしたことをお伺いします。実際にお聞きした、受け入れるメリットをご紹介します。
【1】社員教育のよい機会になる
インターン生は「デジタルマーケティングを講座で学んだ」状態でインターンシップに参加します。多くはこれまで、デジタルやIT関連の業務の経験はなかった人で、働くこと自体が数年ぶりという方もいます。
ですがインターン生は皆、150時間以上もの講座を最後まで受講し、ご本人にとって難しいと感じるデジタルの不明点を自主的に解決し、講座を通じてビジネスとは何かを考えてきた意欲ある方々です。インターンシップで体験いただく業務を教えることで、受け入れ先企業の方々にとっては自身の復習となるでしょう。
実務経験のないまっさらな人材から投げかけられる疑問に答えることを通じ、「教えることを通じて学ぶ」社員教育の機会や役割を果たすことになるはずです。
【2】業務見直しの機会になる
インターン生の受け入れにあたり、どんな業務を体験してもらうか企業の方々は整理をされることでしょう。事前準備、受け入れ後など、様々なタイミングで業務の見直しの機会が増えることと思います。
普段、業務の大きな滞りがないことで見直しに行きつきにくい部分を見直すひとつのきっかけになります。その業務に慣れていない、新しい人材に任せるためには、可視化が重要です。作業を整理・可視化することで属人性を減らし引き継ぎの発想を持つこともできて、社員のライフワークバランス追求にも役立ち、企業の目線でもプラスになります。
【3】条件や状況次第では採用活動に
デジタルマーケティング講座のインターンシップでは、学生の就職活動のように「インターンシップ=選考直結」ではなく、採用選考を兼ねたものとは異なります。一方で、インターンシップをきっかけに採用に至った例もあります。その際は、企業の期待とインターン生のスキルがマッチしたことで、受け入れ先企業での就労に繋がりました。
インターンシップ参加を通じ、その企業の存在ややっていることを知ってもらうきっかけとなります。自社の広報の機会として、長い目で見ると「今は積極的に採用活動はしていないけど興味がある」という企業にもメリットは多くあるはずです。
インターンシップ受け入れ企業のアンケートのご紹介
これらメリットがあったとしても、実務未経験者へのインターンシップであること、またデジタル分野の業務を教えたり触れてもらったりすることで、ただでさえ通常業務で忙しい企業にとって負担を感じるように思うかもしれません。
今回、インターンシップの協力企業の方にアンケートにお答えいただきました。インターン生の受け入れは業務の見直しや再確認、社員のスキル向上につながったとメリットを感じてくださっている傾向が見られます。また、インターン生の学びの姿が社員にも良い影響を与え、社員教育の重要性が再認識されたという意見もいただきました。
次から、実際にアンケートでお答えいただいた回答を紹介していきます。
「インターンシップ受け入れを通じて得られたこと」
業務内容の見直し
自社の業務プロセスを見直すよい機会になります。社外から見た自社の感想などを率直に教えてもらえるので、ここがわかりにくい!というところが明確になります。
自社の立ち位置の再確認や、振り返りにも役に立つと思います。
インターンシップの受け入れを通じて、自社の業務内容を見直す良い機会が得られたという声や、外からの視点を得ています。さらにインターン生からもフィードバックをもらうことで、自社の改善点や不足している部分を認識できたという意見が聞かれました。
社員教育・社員成長の機会
採用を検討している、自社の社員に教育の機会を提供したい、などがあればインターンはとても良い機会だと思います。
分かりやすく伝えたいと思うので、頭の中をきちっと整理することができる。簡単な資料を作ることで、自分自身学びなおしができる。
自社の社員に教育の機会を提供できることや、自分自身がインターン生と接することで学び直しができて、スキルアップに繋がったという実感を持たれている方もいるようです。
新しい視点やアイデアの獲得
ママ目線での意見を取得:インターン生から母親としての視点を取り入れた意見をいただき、今後のコンテンツ作成に活かすことができました。
育児中の女性の受講生が多い講座の特性から、インターン生から新たな視点やアイデアを得ることができ、今後の業務改善やコンテンツ制作に活かせるという反響もありました。これまで上がりにくかった声がインターン生からもたらされたのがメリットに繋がっています。
「インターン生について」
ノヴィータのデジタルマーケティング講座の受講生は、「どのデジタルツールをどのように使えばより効果的か考える」「商品やサービスが売れ続けるための仕組みに視点を向ける」ように学習をしています。
そのためインターンシップの場においても、個別のデジタルツール操作にフォーカスをするのではなく、意欲的に問題に取り組む姿勢や解決に向けた設計を実践しています。目的に応じて様々なツールを使う企業側も触発されて、アクティブな活動になった様子でした。
学習意欲、理解力ともに高く、非常にスムーズに進行していきました。豊岡にお住まいの方は弊社オフィスにも来てくださり、社員との交流の機会も設けられて良かったです。
みなさん目が生き生きとされていました。聞く姿勢が良いと、教える側も気合が入ります! スマホ撮影術では、楽しそうに実践されていてよかった。
インターン生 受け入れに向けてのポイント
インターン生の受け入れは、通常業務に加えて行うため、一定の負荷がかかることが予想されます。それでも受け入れ企業の方からは、十分意味がある取り組みであったという声が寄せられました。ご意見や変化したことなどを伺った内容から、受け入れ企業におけるインターンシップ機会の活用法を紹介します。
1.採用活動や人材育成機会として捉える
社外のインターン生に自社のことを知ってもらう機会でもあり、採用活動にも影響する良いご縁にもなりえるのは大きい点だと考えます。また、過去の受入企業においては、社員教育の場としても活用されており、負担に思える受け入れ準備も、社員の指導や育成を兼ねることで「インターン生に教える」だけでないメリットが生まれます。
デジタルを学び始めたばかりで、その企業のことを深く知らないインターン生の視点は、フラットで新しい気付きにつながり、企業活動にプラスとなるのではないでしょうか。
2.業務の再確認として捉える
インターンシップの受け入れでは、専門性等の観点から、普段の業務をそのまま抜き出してお渡しするというわけにはいきません。インターン生に体験してもらう業務・範囲を整理することを通じ、担当している業務内容やプロセスを改めて見直すことで、自社の改善点や強みを再確認できます。
3.ノウハウの可視化・教育プログラム運用機会として捉える
インターン生の受け入れを通じて、「どのようなことを知りたいか掴みづらい」「内容が適切かどうかが不安だった」と感じた企業もありました。また、経験が浅い分野や理解が難しい部分は、インターン生の質問が少なくなるという声もありました。企業ごとにデジタル活用の範囲などは様々なため、切り出し方に迷われる場合もあるかもしれません。
デジタルマーケティング講座の内容を踏まえると、デジタルを活用した調査分析や、顧客に向けた発信業務を切り出していただくのがおすすめです。「パソコンやスマートフォンを使って商品やサービスなどを紹介し、売上を増やす」ことを学習していますので、お互いがイメージしやすい範囲となります。
インターン生への説明では、社内で当たり前になっていることを敢えて言葉にして説明することとなり大変で負荷にもなりますが、自社で持つサービス以外のノウハウも可視化できる数少ない機会です。一度整理したものは次の機会に社員の方や新入社員などにも還元できる財産となります。
インターンシップ後の人材の活躍
2021年からデジタルマーケティング講座を提供を開始し、2025年現在では90名ほどの修了生がいます。地元で就職している方や、遠隔でデジタルマーケティング業務やDX業務に就いているという方もいらっしゃいました。また、デジタルマーケティング講座の運営に携わり、学びを提供する側に回っている方もいます。
受講生の視点で見た受講後の変化や就業に活きた経験にご興味ありましたら、ぜひこちらからご一読ください。
https://blog.novitanet.com/entry/2024/03/13/080000
インターンシップは経験した多くの受講生の人生やキャリアの転機となっています。それはひとえに、受け入れ準備や現場の負荷などもある中で受け入れを決断してくれた企業の方々のご協力があってこそです。
新しい視点を取り込む、社内になかった業務のヒントを知れる、企業の側にもそんなメリットがあるデジタルマーケティング講座のインターンシップ。通常の採用目的でないことで得られるものを今回はご紹介しました。興味を感じられたら、あなたの会社でもぜひインターンシップを受け入れてみませんか?
具体的にインターンシップ内容もお決まりの場合は、こちらからお問い合わせください。
コーポレートサイトもぜひご覧ください。
仲間を求めています! 募集中の職種はこちらから(Wantedly)
