NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

豊岡市「デジタルマーケティングセミナー」の受講生取材から改めて紐解く講座の意義

今回は、ノヴィータが豊岡市より受託して運営しています「働きたい女性のためのデジタルマーケティングセミナー」について、セミナーを受講した方々に取材させていただいた生の声をご紹介します。

2021年から開催している本セミナーは、柔軟な働き方のひとつである「在宅勤務」などを実現させるための、デジタルマーケティングスキルを身につけるものです。単なるプログラミングやWebデザインを学ぶということではなく、ビジネス貢献を目指した内容なのが特徴です。また、人生と暮らしが豊かになるように女性の「これから」の働き方を提案しているという側面もあります。

2年間で14人の女性デジタル人材を育成し、受講修了者は身に付けたスキルを活用しながら就職・転職につなげたり、起業して事業の売り上げを伸ばしたりしています。2023年度は10人の女性が受講され、離脱することなく全員が修了しました。

女性たちが受講するに至った経緯や、受講をしたことで変わった働く意識の変化、受講後にどのような仕事をしているかなど、受講生の今を追いかけることにより、地方自治体がこの講座を開催する意義や効果について、より明らかにできるのではと思います。

成功事例としてご紹介する豊岡市ですが、以前は若い女性たちが戻ってこないという地域課題を抱えていました。地域活性につながるヒントが詰まっていると思いますので、自治体の方々はぜひ一事例としてをご参考いただければ幸いです。

「女性が戻ってこない」状況を打破するための様々な対策

豊岡市では、進学などで若者が市外へ転出した後、4年後にどのくらい地元へ戻ってくるかを調査しています。豊岡市では「若者回復率」と呼んでいる数値ですが、2015年の統計を見ると、男性は2人に1人戻ってきている一方、女性はその半分の4人に1人しか戻ってきていませんでした。

「女性がすーっと消えていた」、この事実に問題意識を持ち、対策が必要だと乗り出しました。「夫は外で働き、妻は家庭を守る」「お茶くみは女性が行う」のようなジェンダー意識の改革とともに、女性が働きやすい職場を市内に増やすことが重要であると考えた豊岡市は、まずワークイノベーション推進によるジェンダーギャップ解消に着手。

在宅勤務がしたい、副業(複業)など2つ以上の仕事がしたい、起業したいなど「働き方」には男女問わず多様なニーズがあります。その上で、女性特有の傾向として、子育てや家庭との両立をしながら働くことになる場合が多く、在宅ワークや時短勤務など柔軟な働き方ができるのが望ましいとされています。

ワークイノベーション推進によるジェンダーギャップ解消の着手当時、豊岡市には、多様な働き方を受け入れている企業や仕事がまだ少ないという現状がありました。

そこで、豊岡市は様々なアプローチから課題解決に向けた動きを開始しました。女性再就労支援事業のアドバイザーを外部から呼び、戦略を描きながら、以下のような施策を行ってきました。

  • 豊岡市ワークイノベーション戦略の策定
  • 豊岡市役所キャリアデザインアクションプラン策定、実行
  • 「プチ勤務(短時間・少日数勤務)でも働ける事業所」を増やす
  • 「働きがいがあり、働きやすい保育所」を増やす(保育所等での「働きがい」や「働きやすさ」を高めることを通じて、保育の受け皿を拡大し、待機児童の解消を図る)
  • 民間事業所の取り組み促進(豊岡市ワークイノベーション推進会議の設立により、女性が働きたい仕事・職場への変革に積極的に取り組む市内の事業所が集まる。課題や改善策、成果などを共有)

豊岡市公式ウェブサイト「ワークイノベーションの推進」より

 

女性にとって働きがいがあり働きやすい職場、すなわち「女性が働きたい職場」への変革を市内事業所に促すとともに、豊岡市役所も市内の事業所の一つとして、改革を進めていきました。

また、豊岡市は2017年、20代から30代の働いていない女性198人に調査を行っており、85.9%から「働きたい」との回答があったこと、その多くは子育て中の女性であったことがわかっていました。

そこで、働きたいけど働く自信がない子育て中の女性に向けたセミナーなどを積極的に開催。あわせて、人材不足を課題としている事業所に対し、子育て中の女性を採用することで人材確保・定着を目指すためのセミナーも行っていました。

双方の意識の醸成を行うのみならず、「働きたいママのためのお仕事大相談会」を開催し、プチ勤務などの柔軟な働き方を取り入れている事業者と、仕事を探している子育て中の女性とのマッチング機会を作っています。

きっかけは豊岡での人材採用。未経験から活躍するに至るまでのノウハウが詰まった講座

豊岡市が行う女性の就労促進施策の中のひとつとして、ノヴィータが運営を行う「働きたい女性のためのデジタルマーケティングセミナー」があります。

在宅勤務などを行いながら企業に貢献するスキルを備えた人材に活躍してもらうことで、企業にとっては人手不足解消にもつながり、転居の必要がないので地元に残ることができ、地域が活性化していくというように、地域に根ざした仕組みを目指しています。

「出ていった女性は4分の1しか帰ってこない」という若者回復率が算出されたのが2015年。それから今に至るまで、豊岡市役所をはじめとした関係者の方、地元の方が前述の通り尽力されています。

地域に根ざした仕組みにするには講座の開催だけでは足りません。これまでの取り組みや土壌があったらからこそ、この講座は好循環に寄与できているのです。

また、この講座は、「ノヴィータにおいて、在宅勤務・デジタルマーケティング業務未経験のメンバーが、知識を得て活躍できるようになり継続的な在宅勤務を実現させたノウハウ」が活かされたものになります。

最初、東京で開かれた豊岡市の情報発信イベントにノヴィータ創業者の小田垣が参加したことからご縁が始まりました。女性のUターン率の低さを回復する手法について、課題を抱えている豊岡市に対し、育児中の女性の働き方についてWebメディア「ラシク」で取材し発信してきた経験や、在宅勤務メンバーが増えつつあったノヴィータのノウハウが活かせるのではと小田垣は考え、継続的に情報交換を行ってきました。

このような経緯から、ノヴィータも事業者として「豊岡市ワークイノベーション推進会議」に参加し、2019年には豊岡市在住の女性を6人採用して在宅勤務をしてもらうことに。その6人は入社当時、デジタルマーケティング業務は未経験でしたが、OJT(実務による職業教育)で採用業務を通じたデジタルマーケティングを行っていました。知識を得るごとに、自社のデジタルマーケティングにも携わるようになり、その後他社のデジタルマーケティング業務も請け負うまでに。

未経験であっても知識を得ることで、徐々にツールを使いこなせるようになり、在宅勤務であっても事業への貢献ができるようになりました。その時のノウハウを落とし込んだのが当講座です。

ノヴィータの経験を活かした豊岡市の「働きたい女性のためのデジタルマーケティングセミナー」は2021年に初開催。翌年の2022年4月、内閣府男女共同参画局 女性デジタル人材育成プランの優良事例として選出されています。政府も認める事例と証明され、豊岡市でのジェンダーギャップ対策の施策は、他の自治体からの視察も来るほど注目度が高まっています。

ノヴィータへも、さまざまな自治体の方からお声がかかり、2023年からは他の自治体へも講座の提供を行っています。

講座の全体像


豊岡市の「デジタルマーケティングセミナーとはどんなものなのか?」とご興味を持った自治体の方へ向けて、講座の全体像について説明していきます。

ツールを使い工夫をしながら、女性が学びやすい環境を整えています。分かりやすくポイントを3点に絞ってご紹介します。

①学び方はオンライン学習+月1回のスクーリング形式

このセミナーは、一回きりの講座ではないことを特徴としています。開催期間は5ヶ月間にわたり、その開催期間で学習時間は約180時間となります。

各自、週2~3回、1日3~4時間の授業を動画視聴による在宅学習(オンデマンド授業)で、学んでいくスタイルです。その他に月1~2回、対面式のスクーリング授業もあり、講師や受講生と会い、直接コミュニケーションも取れます。

各ご自宅でのオンライン学習がメインなので、受講前にはインターネット環境を整える必要はありますが、受講生は自宅に居ながら自分の好きな時間帯に学べます。

子育て中の女性や家族の介護を担っている女性といった、家庭の事情でなかなか外に出られない女性も育児、家事、介護などの合間に自宅で受講できます。まさにこのような環境に置かれている女性に最適な学習法です。

「一人でオンライン学習だと理解できるか不安」「先生にも直接会って習いたい」「講座を受講しているほかの受講生とも交流したい」という声もありますが、講師と対面で受講できる月1~2回のスクーリングも用意していますので安心です。豊岡市のセミナーでは、子育て中の女性も参加しやすいようにスクーリング授業中の一時保育も実施されていました。

②講師へ気軽に疑問点を聞ける「質問表」や「復習会」の開催も

オンライン学習で不安に思うであろう点のひとつは、「疑問点が出ても質問ができないのでは?」というのがあるかと思います。この講座では、「質問表」というスプレッドシートがあり、受講生全員に共有されています。

オンデマンド授業を受けて発生した疑問点を質問したいタイミングで書き込め、講師からフィードバックを受けられる仕組みです。学びを深めるために、質問や回答は受講生全員に共有されており、このように一人だけ取り残されない工夫もしています。

またZoomを使用した「復習会」を月2回、午前中に開催。参加は任意ですが、交流の場としても活用できているのが特徴です。

ここで、「質問表」や「復習会」についてユーザーボイスを紹介します。

・任意の復習会でしたが積極的に参加するようにしました。(2022年受講・Mさん)

・オンデマンド授業でわからなかったことは、質問するように心がけていました。(2022年受講・Yさん)

・質問表に書いてある内容などで「あの人がここまで進んでいる」というのもわかります。他の受講生の進捗に関しても把握できてよかったです。(2023年受講・Sさん)

・Zoomを使った復習会や、質問表という、デジタル交換日記みたいなシートで質問を聞いたりして、わからないことをその都度、解決しながら学んでいました。(Wさん)

③希望者にはインターンシップを実施

講座終了後、希望者には、豊岡市内の事業所などで働く経験ができるインターシップを行っています。

2か月間のインターシップ期間の中で、デジタルマーケティング講座で取得した知識を実践の場で試し、「デジタルマーケティングを使って働くとはどういうこと?」を体験し、実際に働くことにつなげるために実施しています。

インターンシップの実施には、受け入れにご協力いただく企業が必要です。そのような中、豊岡市の講座においてはインターンシップの実現ができており、豊岡市役所はじめ、ハローワーク、地元企業など多くの皆様にご協力をいただいております。

インターンシップ参加にあたっては、「知識の習得状況」「スクーリングの参加率」など総合的に判断して参加する企業を決定しており、受け入れ企業側のご意向もあるため、内容の細かいご希望に添えない場合もあります。また、就職の選考を兼ねたインターンシップとは異なるものとなりますので、「インターンシップをすれば必ず就職できる」というものではないことをお含み置きください。

受講生が講座を知った経緯ときっかけ


ここからは、これまでに豊岡市で講座を修了した方6名のアンケートをご紹介していきます。まずは、「デジタルマーケティングセミナー」を知った経緯や受講するに至ったきっかけについてお聞きしてみました。

豊岡市の広報で知った

・豊岡市の広報がきっかけです。飲食の仕事についていましたが、コロナ禍で仕事をやめ、何か手に職と考えていたところ、デジタルマーケティングセミナーを知りました。(2022年受講・Mさん)

・豊岡市広報でセミナーを知ったときは、仕事を離れて数年経ち、そろそろ何か始めたいと思ったタイミングでした。新しいことができればと考えて受講を決意しました。(2022年受講・Yさん)

口コミ情報やインターネットの告知で知った

・豊岡に転居すると決まったときに色々と情報を調べていて、インターネットでこの講座のことを知りました。家庭都合で受けられない可能性もあったので(転勤の可能性などで)今年もやるなら参加したいと思いました。(2023年受講・Nさん)

・自治体の方からお知らせをもらいました。過去の受講生に知人が何人かいて、良いと口コミを聞いていたことと、やったことがない世界を知りたいと思ったからです。(2023年受講・Sさん)

「豊岡市の広報で知った」人が多かったようですが、実施回数を重ねるごとに、口コミやインターネット上で評判が出たことが判断材料となり、受講を決断した人もいました。自治体の広報で、該当する女性へセミナーの存在が届くことは非常に重要ですし、ここにも豊岡市のこれまでの取り組みの成果が感じられます。

テーマ別に、受講生の声をご紹介します

「働きたい女性のためのデジタルマーケティングセミナー」の受講生は、さまざまな背景を持って参加を決意した方がたくさんいらっしゃいます。取材を通して見えてきた、受講生のリアルな声をテーマ別にご紹介します。

「受講生同士で仲良くなれる!」

・受講生のLINEグループが立ち上がり、その中で「皆どこまで進んでいる?」という連絡を取り合っていました。全く分からなかった時には受講生のLINEグループで質問して、教えてもらったことも。一人でやろうとするのは難しかったので、皆に共有して、皆に助けてもらっていました。(2023年受講・Sさん)

・年齢やバックグラウンドがバラバラな方たちが同期です。話をして「こんな働き方があるのか」「こういう目標をもって頑張っている方がいらっしゃるんだ」と勇気づけられました。年齢で焦っている部分もありましたが、自分より年上の受講生の方が学ばれているのも見て、刺激を受けました。(2023年受講・Nさん)

・講座が終わった後も「最近どうですか?」とLINEで近況連絡をしています。(2022年受講・Yさん)

・出産して約2年間は、子どもとばかり話をしていたので、大人と会話できる環境が嬉しかったです。結婚を機に豊岡へ移住した為、当時は友人と呼べる知り合いが少なく、一緒に学ぶ仲間ができた喜びはとても大きかったです(Oさん)

「受講生同士での励ましが支えに!」

・先生対個人の1対1になると、「こんなことも、わからないのか」と思われるかもしれない不安もありましたし、何よりわからないので質問を言語化することができませんでした。でも、一緒に学んでいる人に聞いたり、教えてもらえたりしたことで、学習を進めることができました。もし助けてもらえなかったら心が折れていたと思います。質問表の講師からの回答を見て、他の受講生が内容を噛み砕いて教えてくれたときもありました。わからないことをわからないままで済ませなくて良かったです。1人で考えすぎない、抱えすぎないことで、できるようになったと思います。(2023年受講・Sさん)

・在宅学習といっても、同時に学んでいる仲間がいたので、LINEでやり取りしたり、わからないことを教えあったりして、引っ越したばかりの知らない土地で知り合いができたことも嬉しかったです。(Wさん)

「就職活動や、就職後に活きる講座内容だった」

・知識がついたことで、今の職場で特定のものを調べる時に、顧客ニーズをつかめるようになっていました。例えば、「ある人はどのニーズでどのワードで検索するのか?  その検索で引っかかるようにコンテンツを作らないといけないし、作るだけで満足するサイトではいけない。まずは見てもらわないと意味がない」というような、デジタルの仕組みをふまえた話もすることができるようになりました。(2023年受講・Sさん)

・「どうやって検索するとよいか」や「このサイトではどういう狙いを持って売っているのか」など、注目できるようになりました。(2022年受講・Yさん)

・パソコンの操作に慣れました。これまでZoomもスプレッドシートも触ったことはありませんでした。会社勤めをする前のセットアップになったと思います。社会に出ている人との接点ができたことは、あとで振り返っても大事だったと思います。(2022年受講・Mさん)

・スクーリングの授業では、自分の考え方やキャリアについても振り返る時間が持てました。子育て中だと、一日中子ども中心に過ごして、慌ただしく終わる日々だったので、授業で落ち着いて自分と向き合えたのは、とても貴重な時間でした。(Oさん)

・講座を受けて、「マーケティングのお仕事がしたい」という自分の気持ちが再確認できました。いま、求人に応募もしています。(2023年受講・Nさん)

「現在の仕事で、講座で学んだ知識を活かしています」

・DXのチームで、データを使った未来予測を行いつつPDCAを回したり、データの比較を行ったりする仕事をしています。パソコンの操作について教えたりもしています。他部署管轄のSNSも担当するようになりました。仕事の幅が広がり、SNSが好きで得意なことに携われて楽しいです。DX、数値分析は不慣れで大変でしたが、教えてもらいながら今も勉強し続けています。(2022年受講・Mさん)

・週3、遠隔にある会社でECサイトのマーケティングをしています。具体的には、記事を書いたりSNSを更新したりしています。残り週2は、別の会社でSNS投稿に関する業務を行っています。仕事をしてみて、作ることが楽しいと分かったので、腕を磨きながら次の展望を考えてみたいです。(2022年受講・Yさん)

・受講をきっかけに、ノヴィータの社員になりました。豊岡市の「デジタルマーケティングセミナー」の運営や講師を担っています。(Oさん・Wさん)

「受講は工夫しないと少し大変」

・受講中に体調不良があり、遅れを取り戻すことが大変だったこともありました。しかし、日程計画表があったのでスケジュールどおりに進むように、その週の中で遅れを取り戻すように意識しました。動画のスピードをあげて聞いているときもありました。(2022年受講・Yさん)

・生活のすき間時間を見つけて受講しないといけないので、気持ちがだらけてしまっていると講座受講が進まないこともありました。自分を律しないと溜まっていきそうと思いました。(2023年受講・Nさん)

・とにかく予定から遅れすぎないように気をつけました。しかし、計画(スケジュール)が提示されていて受講目安があったので、このペースでやればいいんだとわかって、自分には合っていました。「遅れていてもここまでには追いつく」と見通しがつきやすく、意識して取り組めました。(2023年受講・Sさん)

・授業が基礎から実践編へと進むにつれ、だんだん難しくなり、その分時間がかかり、子育てと両立させるのが課題でした。子どもがいると騒がしくて、作業ができなかったりするので、子どもが寝た時に集中して取り組むなど、時間の使い方を工夫しました。(Oさん)

・対面のような聞き逃せないという緊張感がないので、集中力が切れやすかったです。これは慣れてくると解消され、理解度が上がるにつれて学習が楽しくなるので、そんなに問題ではなかったです。(Wさん)

修了生から、これから学びたい人へ向けたメッセージ

受講生のみなさんは、量も多く決して簡単ではないカリキュラムを受講されています。ですが、自信をつけて就労や今後の活躍へつなげられています。力強くリアルな声の数々をいただけて、講座提供側としても大変嬉しいです。

最後に、これから受講をするか迷っている方へ向けたメッセージをいただいたのでご紹介します。

・悩んでいるなら一歩踏み出して欲しい。パソコンが分からなくても触れば慣れてきます。ノヴィータの講座なら受講生同士でLINEグループを作ったり、わからないことも聞き合える環境ですよ。ブランクがある育児中の女性でも、受講すれば変わるきっかけになると思います。(2022年受講・Mさん)

・大変なこともあると思いますが、大人になって学ぶ経験、一緒に学ぶ仲間ができる経験はとてもいい時間だったと思いました。がんばってください。(2022年受講・Yさん)

・スクーリングはありつつ、ほとんどの内容を家で受講できるというのはママ目線でありがたいと思います。時間を見つけてコツコツやれば間に合うと思うので、ぜひ受講してみてください!産休育休明けのキャリアチェンジにも良いと思います。(2023年受講・Nさん)

・できないことは恥ずかしいことではないです。難しいとも思うし、大変と思う部分もたくさんありますが、やりきった後の達成感と自信はすごくつきました。分からなかったら聞いてみると、誰かが答えてくれます。その安心感と信頼感がとても大事だなと思いました。1人で学んでいたけど1人じゃない、仲間ができるのですごく良い講座です。やってよかったと思います。ハードルと感じずに、ぜひチャレンジしてもらえたら。まずバッターボックスに立つことが大事だと思いますよ。(2023年受講・Sさん)

受講生から運営側に回った人もいます

このカリキュラムを受講してデジタルの知識を学んだ後、運営側へ回り、スキルアップし続けている人もいます。

学ぶ側から、講師側・運営側に回ってみて

・学びの場を得られた者として、次に学ぶ方へのサポートができることに、やりがいを感じています。日常タスク+セミナー受講の大変さは身にしみているので、受講生の方のモチベーションが下がらないよう修了までの伴走をしていきたいです。同じことを学び共感し合える仲間ができることが、とても良い経験になったので、運営側としては、セミナーを通して受講生同士の横のつながりができることに喜びを感じています。(Oさん)

・楽しくないと続かない。だから「スクーリングって、なんだか楽しい」と思ってもらえるような空気になるように心がけています。難しい講義内容も、みんなで協力して乗り越えてもらえるようにアドバイスしたり、「自分が学んだときはこうだったよ」「私ならこう考えるけど、こう考えてた人もいたなぁ」などの実体験をお話しするようにしています。正解のない世界なので、押し付けるのではなく、自由な発想で受講生の記憶に残るような講座を目指しています。(Wさん)

講師側・運営側からのメッセージ

・オンデマンド授業で、デジタルマーケティングの基礎を学べ、スクーリングでグループワークや発表の機会があり、自身の受講体験からも、オンライン/対面授業のバランスが取れているカリキュラムだと思います。家事・育児や仕事等、日常タスクで時間の制約が多い女性にも受講しやすく、私自身も現在、学んだことが在宅ワークをする上で活かされています。移住や仕事のブランク期間に悩んでいる方々に向けて、スキルアップやリスキリングの機会として全国各地の自治体でも実施されたら、より多くの女性が社会への活躍につながると思います。(Oさん)

・仲間もできる、知識も広がる、自分を知ることができる。自分史上やってみてよかった講座ランキングNo.1です。学んだことは、デジタルマーケティング以外のビジネスでも、知っておいた方が良いことばかりです。また、新しい世界やコミュニティも広がり、私のような移住者に、是非活用してもらいたいセミナーだと思います。受講終了後、デジタルマーケターとして、即戦力として戦える人材育成プログラムではないですが、女性の意識を変える、ステップアップする良いきっかけとなる講座だと体感しています。世の中を知る、知らない世界に一歩踏み出す女性のきっかけをこれからも一緒に作っていけたら嬉しいなと思っています。(Wさん)

 

当初、運営側に受講経験者はいませんでしたが、豊岡市での当セミナー提供を3年間継続したことで、「デジタルマーケティングセミナー」受講経験者を含めた体制で運営することができるようになりました。受講生側の気持ちを理解し寄り添うことで、さらに効果的なセミナー運営ができるようブラッシュアップされています。

まずは土壌が重要! ノヴィータは地域課題解決の「きっかけとなる」講座を提供します

豊岡市の受講生は、講座を通じて働く意欲につなげている方が多いことがアンケートから見えてきたと思います。講座を受講するという行動に一歩踏み出した後も、豊岡市という地元で仕事に就いている方が多いです。

何より素晴らしいことは、講座を受けて終わりとしておらず、地域企業との連携により地元での就職を斡旋したり、起業の手助けをしたりするなど、女性が就労し地元に根付いて働き続けられるよう環境を整えるというところまで豊岡市が目を配っていらっしゃる点です。

これこそ、当講座が「豊岡市ワークイノベーション戦略」の中の一要素としてあるということです。ワークイノベーション推進によるジェンダーギャップ解消を切り口に、地道で継続が必要なこともいとわず、真に女性が活躍できるまちづくりへ向けて努力されている豊岡市。そのように土壌ができているところに向けて、ノヴィータは講座を担っています。これは、女性が就労する「きっかけ」をつくっているにすぎません。

 

以前の豊岡市と同じような悩みをお持ちで、デジタルマーケティング講座を通じた女性の就労支援をされたい方、豊岡市のような成功事例を参考に地元に根ざした就労支援をしたい方は、ぜひご相談ください。また、これまで取り組まれたデジタル・DX・プログラミング関連の講座において就労などの課題があり、どのように進めようか迷いがある方のお力にもなれるかと思います。

 

 

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