NOVILOG

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ネガティブ思考も個性のひとつ 〜見方を変えよう、ポジティブに〜

こんにちは、ノヴィータに入社してもうすぐ8年、WEBディレクターの藤村と申します。
私は、自分の性格を考えたときに、どちらかというとネガティブ思考だと思っているのですが、ネガティブ思考も悪いことばかりではないなと最近考えています。
先日、社内のLT大会で、性格をテーマに発表したところご好評いただきました。
今回はその発表をベースに、ネガティブ思考のメリットをご提示できればと思います。

突然職員室に呼び出されたら、どう思う?

さて、ネガティブ思考について考えると思い出すエピソードを紹介します。
小学校で道徳の授業中、先生から、クラスのみんなへこういった質問をされたことがありました。

Q. 校内放送で、「◯◯さん、職員室に来てください」と名指しで呼び出されました。理由は不明です。あなたはどう思いますか?

  (1)なにか怒られるに違いない

  (2)なにか褒められるに違いない

(1)だと考える人は「ネガティブ思考」、(2)の人は「ポジティブ思考」なのだと先生が話していました。私は「(1)以外ありえない!」と思いましたが、意外にも隣の子は「(2)でしょ~」と言っていて驚いたのを覚えています。
この授業では、(1)を選ぶ人が多かったものの、(2)の人も少数いました。
LT発表時に社内のみんなに聞いてみた時も、8~9割は(1)でしたが、やはり(2)の人もいました。私自身、もしも今、同じ質問をされても同じように答えます。
ネガティブ思考なのは昔から変わらないようです。

ネガティブ転じて慎重となす

ネガティブ思考は一般的に「後ろ向き」「暗い」などのマイナスイメージを持たれることが多いですよね。でも、ネガティブ思考って悪いことばかりなんでしょうか?
最近、自分の性格と仕事のスタイルを振り返って考えてみると、ネガティブ思考が役立っていることもあるのではないか?と感じています。
たとえば攻守に置き換えて考えると、ネガティブ思考は守りに強いリスク管理型と言えるのではないかと思います。
実際の業務をベースに説明すると、私はさまざまな仕事を、基本的に「なにか間違っているところがあるのではないか」というところからスタートさせます。
メールのやりとり一つとっても、宛先や内容にミスはないか、過去の経緯と比較して齟齬はないか、文面に失礼な点はないかなど、かなり慎重に推敲してから送信します。
それは、経験上、絶対に合っていると慢心したときこそ緩みが出るものだと実感していることもありますが、小さなミスも積み重なれば相手の信頼を損ねるかもしれないといった、「最悪の事態」を考えるクセがあるためです。
また、自分の正しさを主張するよりも、結果的に自分と相手の双方が気持ちよく仕事を進められることの方が大事だと考えています。仮に相手が間違っていたとしても、「自分にもどこか非がなかったか」という謙虚な視点を忘れないよう心掛けています。
こういった形で仕事を進めているため、正確性や丁寧さにおいて評価を得られていると感じています。

慎重をよしとしているけどデメリットもある

とはいえ不便に感じることもあります。
やはり、石橋を叩いて渡るスタイルの仕事の進め方は、一つ一つの作業に時間がかかります。「私の長所はスピードより質」だと思い、割り切って進めていますが、スピードが求められる業務は不得手です。

また、慎重さが転じて、「未経験のことや、苦手なことをやらなければいけない」状況はかなりハードルが高く感じます。発表や打ち合わせの場では、自信を持って話せるように入念に準備をして臨みますが、まったくの想定外の話が出てきた場合には焦ってしまう場面もあります。アドリブで堂々と喋ることや、「ハッタリを利かせる」ように、自信満々な振る舞いをするのは苦手です。
もう少し気楽に構えたほうがいいかなと思うこともあります。

ネガティブ思考でも実はポジティブ?

と、こんな感じで自分はかなりのネガティブ思考なのですが、過去にストレングスファインダーを受けた際、「ポジティブ」の資質が上位に来ていて驚いたことがあります。
解説によると、ストレングスファインダーの「ポジティブ」の定義には、「他者へポジティブな働きかけをする(人や組織に熱意を与える) 」というのも含まれるんだそうです。たしかに私は、「自分自身」に対してはネガティブ思考なのですが、他の人のため、チームのためといった「外側」に対して「もっと良くしたい」という気持ちは強いかもしれません。
大変興味深い気付きでした。

ポジティブもネガティブも見方次第

長々と自分の内面について語ってしまいましたが、簡単にまとめるとこのようになります。

  • 「何かしらミスがあるに違いない」という姿勢は一見ネガティブに見えるが、慎重な態度とも言えるし、実際にミスを減らせている
  • 慎重に仕事を進めたいのは「仕事の完成度を高めてチームや会社に貢献したい」という前向きな理由があるから

どうでしょうか?
ネガティブ思考に対するマイナスイメージが少し和らいできませんか?自分のネガティブ思考に悩んでいる方がいましたら、こんな感じで「見方を変えてみる」と、ネガティブ思考を少し前向きに捉えられるようになるかもしれません。
私はストレングスファインダーを受けてみましたが、「私のいいところってなんだと思いますか?」と同僚やご友人などに聞いてみるのもアリだと思います。
長年の思考のクセはそう簡単に変えられるものではありません。変えられないなら変えられない自分の個性として見方を変えて、ネガティブ思考ならではのメリットを上手く仕事に活かしていきたいです。

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