NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

設立18周年を迎える、ノヴィータのこれから

ノヴィータ広報担当 兼 NOVILOG編集長 中根です。

2月3日は、ノヴィータの設立記念日です。みなさまのおかげをもちまして、ノヴィータは設立18周年を迎えます。お取引いただいているみなさま、そしていつもご注目いただいているみなさまに深く感謝申し上げます。

引き続きのご支援をいただくとともに、ノヴィータが更に進化し課題解決に邁進するため、ご指導ご鞭撻をいただきたく、この1年のことと今後について触れたいと思います。
 
2006年2月3日に設立されたノヴィータはもともと、バナーやランディングページを専門に制作する会社でした。お客様の困りごとに対応するため、Webサイト制作、人材支援など事業を広げていきました。
柔軟な働き方は2016年頃から本格的に推進し、コロナ禍の2020年2月から全社リモートワークを行っています(正式移行は同年9月)。これは2代目社長である三好の課題感からスタートし、メンバーが働き続けやすくするため、そして会社が継続し続けやすくするために整えたものです。働きやすさと組織成長がどうやったら両立できるのか、長年取り組んだり取材したりしてきたノウハウが、地域共創事業の「デジタルマーケティング講座」、駐在妻再就職支援サービス「CAREER MARK」などに結びつき、社会課題の解決に向けた施策の提案ができるようになってきました。これらの新規事業の今後については年始、小田垣・三好への取材を行っています。ぜひご覧ください。


過去の設立記念日ブログは以下となります。

2017年設立記念日(11周年)2018年設立記念日(12周年)
2019年設立記念日(13周年)2020年設立記念日(14周年)
2021年設立記念日(15周年)2022年設立記念日(16周年)
2023年設立記念日(17周年)


昨年の設立日ブログでは、「NOVILOGの今後について」をテーマに編集長としての所信表明を行いました。
NOVILOGは、情報発信強化の経営判断に伴って2020年6月にオープンした、ノヴィータの文化やノウハウなどを発信するブログメディアです。社内で編集体制を整え、2023年1月より、中根が広報兼NOVILOG編集長として活動しています。

その編集長としての所信表明記事の中で、「NOVILOG編集長として行うこと」として以下の内容を掲げました。

  1. 発信ペースを落とさない
  2. 広報の視点をふまえ、社内外の一貫性を保つ
  3. 世の中のニーズを取り入れたコンテンツ内容にこだわる
  4. あわせて、そのコンテンツ内容が本当に必要な方を意識し、届け方を模索する
  5. 理解し共感いただけるように、言葉や表現を尽くし、ノウハウもできるだけ開示する
  6. 「ノヴィータって良いな」と思った方が、問い合わせなど接点を持っていただくための何かを考える

編集長とはそもそも何か…と迷いながらも1年間手探りながらやってみてどうだったのか、振り返りと今後について書いてみようかと思います。

【1】発信ペースを落とさない

ペースに多少の波はあったものの、目標通りの「月3記事」発信数はほぼ維持できました。これは私だけでなく、社内メンバーの協力、外部ライター様などのお力添え、一読して感想をくださった方々などのおかげです。
2024年は発信ペースを「月2記事」に落とし、もっと1記事1記事の内容を濃くしていくことにしました。ノヴィータのブログとしては2016年から、NOVILOGとしては2020年から記事をアップしており、このNOVILOG上でも150記事ほど蓄積されています。「NOVILOGを探せば欲しい情報はどこかにはある」状況だからこそ、この選択をすることができたと思っております。発信ペースを落とすからこそ、内容はこれまで以上にこだわって書きたいと思っています!

【2】広報の視点をふまえ、社内外の一貫性を保つ

2023年に入社したメンバーと話をするに、面談でのコミュニケーションや部門でのフォローアップもあって、入社後大きなギャップはなかったようでした。その結果を鑑みると、ある程度の一貫性は保てたと言えるのではと考えています。ただし、これは採用というシチュエーションでの一貫性についての検証です。会社、および事業が多面的なものであると考えると、別の側面ではまだまだという状況もあるかもしれません。
一貫性という観点では「本当はできないのに、できると言う」という方向性だけではなく、「本当はできるけど出せていない」という方向性もあり、後者についてはいくつか思いつくものがあるので、情報発信のやり方も含めて今後の課題として認識しています。

【3】世の中のニーズを取り入れたコンテンツ内容にこだわる

昨今、コロナの5類感染症への移行をもって、リアルに対しての制限がなくなったことで出社勤務する会社が増えていると聞きます。多くの会社でハイブリッド(出社とリモートワークと両方を取り入れる勤務形態)が当たり前になりました。
コロナ禍ではリモートワークのニーズも高く、「リアルに集まらないけどうまくいっている」ノヴィータでのノウハウの発信を積極的に行っており、2021年では第1回「TOKYOテレワークアワード」推進賞の受賞にも至りました。ですが、現在リモートワークは「トレンド」というフェーズではなくなったため、2023年においてリモートワーク関連の情報発信ペースは低調となりました。

代わりに盛り上がってきていると感じるのは、「ジェンダーギャップ」「地域共創」です。こちら2つは、どちらかというと自治体の方が関わる範囲でご注目されており、ニーズにあった記事の内容をNOVILOGで発信できたと思っています。

地方の過疎対策、労働人口減少、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」順位下降などの背景の中、兵庫県豊岡市の取り組みに対する注目が高まりました。豊岡市は、「ジェンダーギャップ対策」「ワークイノベーション推進」として多数の取り組みを推進されていますが、その一つであるデジタルマーケティング講座はノヴィータが受託して運営。こちらについてお問い合わせいただけることが多かったので、内容や考え方を自治体の方にお伝えするコンテンツの作成に注力しました。

2024年も、「世の中のニーズを取り入れたコンテンツ内容にこだわる」を継続していきます。ただし、どの範囲で「世の中のニーズを取り入れる」かは考える必要があります。と書いてしまうだけでは、目新しくない当たり前の結論ではありますが…結局どうしたのかは、また来年にお伝えできればと思います。

【4】コンテンツ内容が本当に必要な方を意識し、届け方を模索する

ここは、まだまだやりきれておらず課題がありました。

現在のNOVILOGは、ノヴィータという会社を知っていただいた後に、必要な情報を探していただいたり、持っているノウハウの具体を知っていただいたりするケースが最も多いです。しかし、ブログメディアの機能としては、ノヴィータの存在自体を新しく知っていただくきっかけを作っていくことも必要です。

働き方改革や女性活躍などにおいて、たった1つの施策で魔法のように変わることはなく、かつ施策としては地味な内容だったりもするので、それらを多くの方に届くように編集すること自体がとても難しいという体感もあります。
それでも、「知らない人に知られる・広げる」ことを狙った記事企画などもありえると思うので、もっとやれることはありそうです。

「拡散」というとニュアンスが軽くなりすぎてしまうのですが、2024年は何らか試すところまでやるとここに宣言し、成果に向けたきっかけを掴めればと思います。

【5】理解し共感いただけるように、言葉や表現を尽くし、ノウハウもできるだけ開示

日々、広報として社内外を見ている中で、「きっとノヴィータならではのノウハウであろう」「社外の方は、こういうことにお困りであろう」と気づいたものについてある程度、記事にすることはできたと自己評価しています。

ただし、文章だけで伝えるには限界も感じています。私自身、文章を書くことが表現手段のうち最も抵抗がないので、「文章」という手段を多く取っていました。
これまで様々な記事を書き、言いたいことが可視化されてきたからこそ、デザイン・動画などの他手段も使っていったほうが、より多くの方に理解いただけて良さそうだなと最近になって考えられるようになりました。幸いなことに、ノヴィータにはクライアントワークでデザインを行ったり、動画編集を行ったりしているメンバーがいるので、見せ方など相談していきたいなと思っています。

また、ノウハウの可視化と発信ができている分野が特定のものに偏っている側面も少々あるので、より私自身の視点を磨きながら取り組んでまいります。

【6】「ノヴィータって良いな」と思った方が、問い合わせなど接点を持っていただくための何かを考える

ここもまだまだ、追求しきれていません。

ビジネス市況がめまぐるしく変わる中、ノヴィータのサービスや発信にてどんな価値提供をすると喜んでいただけるのかについて、社内各所で見直している途中です。

NOVILOGにおいては、ノウハウそのものだけではなく「価値の根拠とロジック」を多数言語化してきました。価値が溢れるような内容のものを出し続けることで、どこかのタイミングで接点を持っていただける手応えはあります。
ただし、それはあくまで妄想も含まれた、概念的な話でしかありません。「ビジネス上の望む結果に安定的につなげる」ことまで望むのだとしたら、戦略的に施策を行っていく必要性も感じています。

「接点を持っていただき」「安定的に結果につなげる」の両方を行うためには、広報など特定の人が動くだけでは限界があるとも感じており、所属するメンバーがコンテンツを活用し、それぞれ近しい方々へ発信してもらうことが欠かせません。
人それぞれ、興味範囲や声をかけられて良いと思える条件などは違いますし、どの人から発する情報なのかも重要になるはずです。そういう意味では、ノヴィータへの接点増につながるキーパーソンは「社内メンバー」と考えています。このこともあって、NOVILOG単体の話で考えるのではなく、社内広報の視点も交えて考えていきたいです。

編集長として、「編集」をあれこれ試したからこそわかったこと

昨年、NOVILOG編集長としての決意のうち、「会社を編むことに対し体系立てて取り組み、いずれ経験を体系立てて語れる」というのを最後の締めに書きました。
まだまだ体系立ててなめらかに話せる程には至っていませんが、手応えを感じることができています。

というのも、昨年のコーポレートサイトリニューアルで、NOVILOGのクライアントインタビューの内容を再編集して掲載した時に気づいたことがあります。
NOVILOGのクライアントインタビューは会話形式としています。このテイストでは、関わった担当者の方のキャラクター、そして温度感が知りたい場合に向いています。
一方で、コーポレートサイトでの事例ページは同じ期待値ではないと思うのです。情報としては、課題・解決策・ユーザーボイスなどが端的に並んでいます。発注検討のための情報や、ノウハウだけさくっと見たい時に向いています。

内容を端的に書き表した骨子は同じでも、書き方やストーリーで入り方が違ってくるということです。どういう時にどういう情報が必要とされやすいのかを考えることで、編集が変わってくることを実感しました。

社外の方のジャーニーマップを考えてコミュニケーションを設計する、そして社内メンバーを巻き込んで情報を活用してもらう。これらは「広報」「インハウスエディター」の仕事と強く重なりました。
対社外、対社内両方で「編む」という行動は欠かせず、コミュニケーションを考え結果につなげるとしたら非常に重要であるという確信を得た1年でした。

 

また、この1年での大きな変化はもうひとつありました。
昨年のコーポレートサイトリニューアルを機に、Webメディア(サイト)制作と運用、記事コンテンツ制作などが「メディア運営事業」に整理されたことです。

メディア運営事業のご紹介では、ノヴィータでオウンドメディアを長年運用している経験をお話することがよくあります。ラシクは2015年から、NOVILOGは2020年から(Wantedlyブログ時代に遡ると2016年から)ずっと運用していますが、数年間記事をアップし続けるということは決して簡単なことではありませんでした。

何らかの成果に行き着くまで、コンテンツ発信はあちこちで必要ですが、最初から「完璧」なコンテンツなんてなく、編集や転用などを粘り強くやり続け、見せ方を磨き続けて、やり続けてやり続けてやっと成果になっている実感です。
書き続ける大変さだけでなく、定期的な記事アップに向けた進行管理、ファイル管理、関係者とのコミュニケーション、記事アイデア出し、書いた記事がどう貢献したかの分析…なども含めて、やることは本当にたくさん。それでもなお、取り組み続けるご担当者の方の大変さを想像せずにはいられません。

長年メディア運営をやってきたからこそ、他社様にご支援できるものがあると思っています。ラシクとNOVILOGではやり方も違い、辿ってきた歴史も違うので、これらを続けてきたその中身や、結果などについてはもっと深掘りして発信していきたいです。

 

昨年の振り返りを踏まえ、「NOVILOG編集長として行うこと」は変わらず追求しつつも、特に「成果が見込めるような情報の編集を追求し、最適化すること」「拡散に向けた活動を強化すること」の2点を昨年以上に取り組みます。

「メディア運営事業」と打ち出すくらいに、オウンドメディアはノヴィータにとって重要な一部になりつつあります。ノヴィータ自体を編集すること・オウンドメディアを通してノヴィータを社内外に見せることはやはり難しく、そのぶん面白く、やりがいがあります。
オウンドメディアの新規構築について、運営について、そもそも継続について。お悩みの方はぜひ、情報交換を含めてお話をさせていただければ幸いです!

 

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コーポレートサイトもぜひご覧ください。

www.novitanet.com

 

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