NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

広報がマーケティング・分析に携わって気づいたこと

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ノヴィータ広報担当 中根です。

ノヴィータではデジタルマーケティング支援のサービスを行っていますが、現在その内容を拡張し、より高いサービスにてご提供できるように取り組んでいます。「ノヴィータのご提供サービスがいいな」「ノヴィータの考え方がいいな」と思っていただける方に出会えるように、社内外各所で実践をしています。

WEB制作を行う会社と聞くと、サイトを「作る」ところに集中するイメージを持たれるかと思います。ですがノヴィータは、「WEBプロダクションの皮をかぶったソリューションカンパニー」というスタンスでやってきました。
多くの場合、「売上を上げるために」サイトが作られます。サイトを作って効果が出ないと意味がないのです。サイト制作は手段なので、つまりは、もともとの課題に目を向ける必要があります。

だからこそ、調査・分析が大前提にあり、その情報をもとに導き出し積み上げて制作します。ただオーダーされたとおりに作るのではなく、前提を確認し、時にその内容を疑い、整理し直してから最終アウトプットに落とします。
サイトを作る目的は「売上を上げるため」という前提がありますので、WEB制作という範囲を飛び越えることも時には必要だと考えています。

 

これらのノヴィータの文化や考え方を、これまで多くの記事にて発信してきました。

blog.novitanet.com

 

それはまるで「フランス料理屋で小籠包」が出てくるように、です。要は、フランス料理屋の看板を掲げているとしても、もしお客様が小籠包を食べたいとおっしゃるなら、小籠包のご提供ができないかを模索して実現させるということです。
この文言は、過去に採用の記事にて出していたフレーズなのですが、ノヴィータのカルチャーを端的に表していて、そういうマインドを持っていることでより社会に求められる会社になるよ、と社内で折に触れて話しています。


マーケティングを強化し、諸活動を「組織で」行うための分析

デジタルマーケティング支援サービスの「拡張」を見据え、また、ノヴィータ自身がいち企業としてより自社のマーケティング活動を促進させるために、現在私はあるサービスの3C分析を行っています。

3C分析とは、より最適なマーケティングを行うため状況を整理し、分析を行うためのフレームワークです。3Cとは「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の頭文字をとっています。

今回3C分析を行っているサービスは、ノヴィータでも行ってきたことをご支援のプランに落としたもので、数年のご提供実績があり、主に経営者の方にご提案するものです。当サービスのマーケティング活動を強化したい局面であること、またそのマーケティング活動を属人とするのではなく組織で行えるようにしたい課題感から、分析・言語化をするに至りました。

 

私は社員という立場で、経営者になったことは1度もありません。ただし職種柄、経営者の方とお話することも多く、知人にも起業している人が多くいたことから、これまで見聞きしてきた内容で「おそらくそう見えているだろう」と考えられる景色を思い出し、たくさん言語にしました。頭を悩ませて出し切った後、経営者である三好にも見てもらい、事業理解のあるメンバーにもぶつけてみました。

社内でそのサービスに私は携わっていないこともあり、これまでは、何か語る時には「●●業界の社長がターゲット」や「●●に悩んでいる」のような、端的で概念的で、温度感が丸め込まれてわからない表現で済ませてしまっていました。

 

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具体的にすればするほど、腹落ちし、景色が変わった

ただ、「●●業界」は単なるラベリングです。実際は何社も会社があって、全く違うサービスを扱い、その1社1社それぞれに社長がいらっしゃいます。お持ちの悩みも当然ながら具体的でしょう。例えば人に関する悩みなら、バイネームでお名前が挙がり、その方を取り巻く環境は1社1社必ず違うはずです。

私が行う広報という仕事では、その個別性を丸めてざっくりと全体感を捉えることも大切です。ですが今回、「敢えて」いくつもの具体的な表現で記載するという、普段やらないことをしました。結構な時間をかけて書き出し、さらに何時間かかけて社内で討議しています。一言で済ませるならばそんなに時間はかけなくていいのに、です。おかげで丸め込まれていたことに気づきもしなかったニーズや考え方、状況がかなりクリアになり、三好からも「こういうお客様がいる」「こういうニーズはありそう」という意見を引き出すことができました。

 

その経験をして思い出したことがあります。それは昨年、お客様に向けたご提案に初めて参加した時です。
これまで「提案」「売上」のような一言で済ませてしまっていたものに対し、当然ながらお客様によって様々な状況があること、それぞれに合ったご提案をしなければいけないことに気づき、さらに「目の前にいらっしゃるお相手が求める価値を出すことで、お金をいただくことができる」事実を目の当たりにしました。


言語化は、マーケティングを「組織で」やる時に活きる

コロナ禍をきっかけに、やや手当たり次第にマーケティングのトライをしていたところから、昨年より外部のお力添えのもとマーケティングを体系的に学ぶようになり、手法論を学べたことで、今回の3C分析に至っています。

広報の枠を飛び越えてマーケティングに携わるようになって、様々な発見がありました。
分析というと概念的なものが強く見えがちですが、概念的に捉えすぎると大事なものを見落とすということです。

まずは目の前のお客様の具体的なお悩みに向き合ってお話を聞くこと、そして、「これなら解決しそう」と思っていただける内容は人によって違うので、すぐご提案ができるよう、その手段をたくさん持っておくことが大切になります。
その前提として、お時間をつくっていただきお話を伺えるような関係性と、そこでお悩みを多くお聞きし「ニーズを知っている」状態を保つこと。そしてお時間をいただくので、何より我々に何らかの期待感を持っていただく必要もあります。

いずれも、営業や顧客提案のご経験がある方には当たり前のことであると思いますが、こうやって得られた生の情報に対し、対応の幅をさらに広げられるのがマーケティングだなと思うようになりました。

 

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そして、その上で「会社として」マーケティングを行うには、複数人が共通認識を持つ必要があると考えます。体制づくりなどの要素を置いておいたとしても、ヒアリング等で得られた生の情報を、様々な切り口で言葉を尽くして、社内の皆に伝わるように書き置くことが必須となります。見方を変えると、分析の過程で行われる言語化は、組織でマーケティングができるようになる通過点であるとも感じました。

今回得られた考え方をもっと社内で活用していくことで、お客様へご提供するマーケティング支援サービスが更に向上するほか、数ある企業からノヴィータを選んでいただく場面を増やしていけるものと思います。

 

今回、私がこれらを行って気づきに至ったのは、アナグラム株式会社さまがご提供する顧問サービスにてご指導をいただけたためです。

運用型広告という具体的な手法のご指導のみならず、マーケティングや情報発信の考え方、そのやり方の一例に至るまで、幅広くご教示をいただきました。毎月、ノヴィータでもしっかり準備をして臨みましたので、様々ぶつけたご質問とその後のやりとりを通じ、ノヴィータで今後行っていくべきマーケティング活動について考え方の整理ができました。お力添えいただきありがとうございました。

anagrams.jp

 

引き続き、自社にて実践して学びを定期的にシェアしつつ、今後もより高いサービスの開発に邁進していきますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

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