ノヴィータ広報担当 中根です。
昨今の移動制限やテレワーク普及などがあって、オンラインを上手に使い社内外の情報発信をすることが欠かせなくなりました。ノヴィータにおける日々の広報活動の中でそれを痛感するとともに、情報発信で悩んでいるお客様からのご相談もいただくようになったので、社内外の情報発信支援をサービスとしてお受けすることになりました。
それにあたり今、私がノヴィータに入社して6年半やってきた広報活動を振り返りしています。
広報活動では大きく分けて、2つを行ってきました。
- 社内で起こったことをブログやサイトへ載せられるようなコンテンツにし、蓄積・一覧化していく、社外広報
- 社内で起こったことを社内の人みんなに知らせていく、社内広報
今回は、社外発信に関するお話をさせていただきます。
広報=メディア売り込み、だけではない!
広報という仕事は、「メディアに対しプレスリリースを出す」「メディアに売り込んで掲載をとってくる(メディアプロモート)」というイメージが強いかと思いますが、必ずしもそれだけの仕事ではありません。
しかもメディア掲載はクロージングまでが大変な割に、掲載が実際に事業貢献するか(問い合わせや購入につながるか、など)はかなり運要素が強く、やり方によっては一瞬・一発のことになりやすいです。
メディア掲載自体はとてもすごいことですし、もちろん私もメディアプロモートはやっていて、掲載していただくのが本当に大変なのは痛いほど知っています。
載ることによってお墨付きを得られますので社外からの期待は上がっていきます。それは大変に喜ばしいし、多くの方に知っていただけるチャンスなので組織成長・ブランド成長には必要なことです。ですが、社外の期待に対して実態が追いつかなくなり、その後の対応の整合性がとれなくなるリスクもあるのです。そんな怖い事例を、周囲含め様々見てきました。
その経験から「実際を良くしていくことの方がもっと大事なのではないか」という仮説を持ち、そんな広報がやりたくてノヴィータに転職。代表2名も考え方に賛同してくれて、今に至るまで幅広い経験を積ませてもらっています。
私は社内で起こっていることをブログやサイトへ載せられるようなコンテンツにし、蓄積・一覧化することを数年続けてきました。なぜなら、メディア掲載に注力するだけでは事業貢献しにくい事例があり、それよりも先にやることがあると考えたからです。
情報発信全体を考えた時に、自社からの発信は欠かせません。いまやインターネットがあり、SNSがあり、誰でも気軽にインターネットで発信ができるのです。実はメディア掲載も少なからず、オンラインの情報から発生しています。
可視化と一覧化。外から見えないものをまず見せる
社外発信でまずやったのは、「無料ツール」のブログで情報発信をすることでした。
大事にしているのは情報の可視化。そして蓄積と一覧化です。ノヴィータもブログを何十記事か貯めてやっと、採用活動などで効果が出始めました。
情報発信の効果は「ゆっくり、しっかり、思いがけず」です。このNOVILOGにも以前少しだけ、そのことを書かせていただきました。
情報が溢れかえり、届けるためにお金をかけて情報発信をする時代でもあります。お金をかければ、より適切なチャネルを選べますし、適切な編集を入れた情報を仕立てられます。すなわち情報を届けられる確率は上がり、さらに選択肢は広がるということです。事業のタイミング等で、最初からお金をかけた情報発信に取り組む場合もあるとは思います。
ただ、会社の個性や考え方が伝わっていない、いままで選ばれてきた理由が外からは見えないという企業様の事例も少なからずある印象です。事業づくり、経営を頑張っているのに、その頑張りが外から見えていないから選択肢に上がらないという事実をご自身が気づいていない場合も。もしそうならばまず、見えていないものを見えるようにすることが大事ではないでしょうか。
オンラインの情報発信が強化されていれば、他のデジタルマーケティング手段をかけあわせることで事業を加速していくことができます。ノヴィータにおいても、これまでの発信の蓄積が今、効果を高めている実感が強くあります。
私自身この1年は、より一歩踏み込んで「ノヴィータのサービスを選んでいただく」ための発信を増やし、そのために知識強化を行ってきました。
単に知ってもらうのとはわけが違い、お金をいただくことになりますし、はじめましてから信頼を築くのはとても大変です。でも、「怪しいものではありません」「着実にやってきています」を伝えて信頼関係を築きやすくしてくれたのは、これまで行ってきた情報発信の一覧でした。
来てくれた人に全部伝えられているか?
上記のような経験と考え方をもとに、ノヴィータでは情報発信(デジタルPR)やブランディングを支援するサービスを開始します。状況により最適な手段は異なりますが、WEBサイト、ランディングページ、求人票、ブログコンテンツ(記事作成)の制作など対応ができます。他にもSNS運営、ママ向けメディアを活用したマーケティングの支援も可能です。
メディアプロモートについては上述のような考え方ですが、経営上・事業上のキーになることは確実にありますので、他デジタルPR支援の延長としてであれば、ノヴィータでも一部サポートいたします。
メディア掲載を取ることだけをご希望であれば、ご経験豊富な方は他にたくさんいらっしゃいます。そのようなご経験者を紹介してくださる会社やコミュニティもたくさんございますので、そちらに依頼いただければと思います。
情報発信といえば拡散・バズることが注目されますが、新しい人に来てもらう以前に「今」来てくれている人をもてなすことが大事です。「来てくれた人に、自分たちが持っているものをもれなく伝えられているか」ということがまず問われてきますので、広報を強化される前にぜひ振り返っていただければ幸いです。
ノヴィータが取り組んできた広報活動について、主にブログ活用の観点でまとめてきましたが、他にも考慮することはありますので追って発信させていただきます!
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