NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

継続と蓄積。会社の情報発信・社内コンテンツ制作の取り組み

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ノヴィータ広報担当 中根です。

昨年2020年6月のNOVILOGのオープン、そして間もなく掲載を始めた社員インタビュー。最近は私以外のメンバーが持つノウハウを記事にして発信し始めました。これらが実現したのは、3年ほどやってきた情報発信のプロジェクトによるものでした。今回はこちらについてご紹介したいと思います。

3年も取り組んできた、情報発信のプロジェクトとは

情報発信の重要性を認識し、情報発信を強化しようという経営方針のもと、2018年に立ち上げたプロジェクトです。着実に進むよう、投資と捉えてリソースを確保してこつこつと続けています。NOVILOGも、このプロジェクト進行の過程でリニューアルされています。

それまでは2016年から、手元にあったブログツールを使って広報担当の目線で会社のできごとを中心に書き綴っており、記事が何十件か溜まった頃から、メディア掲載や採用に効果が出始めていました。それを受けて情報発信を強化したいとなったものの、ブログツールの性質や私の立場・目線もあって、コンテンツの幅を広げていけない課題がありました。

また、書き慣れない人には書くことはハードル高く、忙しくなると後回しになりやすい性質のものでもあります。(私も数ヶ月空けてしまったことがありました…)それを織り込み、プロジェクト化することで、「取り組み続けられるようにする」こともプロジェクト運営のテーマでした。

プロジェクト立ち上げから約3年、発信はさらに重要視され、このプロジェクトは現在にわたって形を変えながら継続。現在は「ノヴィータにある知見を発信しよう」とするプロジェクトと合流し、実際に発信するためコンテンツを用意することも増えてきました。「何を発信したら良さそうか」のネタ出し、ノウハウの言語化と執筆支援、安定的な掲載のためのリソース確保と進行管理に注力しています。

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広報以外が関わる発信が増えている。人材サービスに関する発信の取材の様子

プロフェッショナルにインタビューをしてもらって

この情報発信のプロジェクトで、まず企画されたのは社員インタビューでした。有名人インタビュー取材などを数々手掛けてきた腕利きの編集者の方に、ノヴィータのメンバーをインタビューしてもらいました。

どの記事を見ても、そうそう! と思える、とても素敵なコンテンツができあがりました! プロジェクトに関わりながら、最初の読者になれることが嬉しかったくらいです。記事は随時アップしていきますのでお待ちください!

 

インタビュー記事一覧

不器用で人見知りな、縁の下の力持ち(No.1 川村育夫さん)

リモートワークと75%の心地よい関係(No.2 伊藤紗代子さん

紙とWEBと時短と母と(No.3 川田優生さん)

ラスト・サラリーマン・サムライ(No.4 松田隼さん)

「創生」は「ええ仕事あるで」からはじまった(No.5 坂本美由紀さん)

ノヴィータのアイドル。口癖は「最強になりたい」(No.6 小山慶嗣さん)

七転八倒する姿こそが、広報である(No.7 中根範子さん)

 

 

今回私も、このインタビューの対象者として選んでいただくことができました(社歴が古い順に対象になっています。今回インタビューを書いていただいたのは、2014年以前からノヴィータにいるメンバーばかりです)。

私は、自分でもこうやって文章を書きますが、今回プロの編集者の方にインタビューをしてもらったことは非常に貴重な経験となりました。自分の発信とまるっきり違ったからです。もう一度申し上げますが、「まるっきり」です。

ここがおもしろいぞ、とズバリ書かれたものを見ると、初見では自分なのに自分じゃないような、少しくすぐったいような気分になりました。でも読むほどに「自分のいいところって、一般的に照らすとこうなのかも」と思えてきて、明らかに自分の発信とは違う何かがそこにあり、何度も読んで味わいました。自分で書く時は自覚していることを書くため、それとは違い、自分が思っていなかったことを不意に言われたり、褒められたりしたからなのかもしれません。

でも、そのような各人のいいところをズバリあてるのも非常に大変なのだなと、横で見ていても思いました。そのくらい、この企画は思うようには進みませんでした。

 

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編集者さんのインタビューの様子

 

そもそも、たった1時間半のインタビューではその人のすべてはわかりません。WEB業界という、専門性が高い仕事に従事するメンバーであることも拍車をかけました。私たちも、編集者さんが腕利きでいらっしゃることに頼りきりで、途中まで「どんなに無謀なオーダーをしてしまったのか」わからずにいました。

足りない情報を集め、その中から、紡ぐもの、編むものを探し、本人にとっても興味深く、かつ読んでいる人にも面白いところを突き詰めて表現していくのに非常に苦労されていらっしゃいました。実績を上げてきた「プロフェッショナルだからこそ妥協できない」とする姿勢もあいまってご負担をかけたと思います。

編集者の方からしても新しい取り組みだったそうで(ここに我々も気づきませんでした)、途中からコミュニケーションを厚くして追加の情報をお渡しするようにしましたが、情報が少ないときは何が確からしいのか掴みどころもなく、きっと思い悩ませてしまったのだろうなと思います。

そのかわり、練り上げてできあがった原稿は、インタビュイーであるメンバーが「自分がやってきたのってこんなことなんだ」と思ってくれた、メンバーのことが存分に詰まったものばかりになりました。

初稿を本人に読んでもらった時も、「上手く伝えられなかった部分が補完されていて相槌を打った」「大きく見せる・良く見せるではなく、ありのままを理解して上手くまとめてくださっている」「ノヴィータの魅力が詰まった記事で、是非たくさんの人に読んで知ってもらいたい」のような感想をもらって、企画を進めて良かったなと思った次第です。同じ会社で働くメンバーとしても、普段の見えにくい仕事やキャラクターが、限られた文の中でぎゅっと感じられるものになっているのでぜひ多くの方にご一読いただきたいです。

コンテンツの効果は「ゆっくり、しっかり、思いがけず」

この企画は、社内外にそのメンバーのことを知ってもらえることはもちろん、インタビュイーとなることで自身のことを棚卸しする機会になり、記事を読むことで自分のことを発見できる機会になれば、と当初から考えていました。多くの場合インタビューを受ける機会などないわけで、そんなメンバーにとってこの機会はきっと意義深いはず、という会社からの日頃の感謝の気持ちを表した企画でもありました。「読者は本人」「でも周りにもその人のことを伝えたい」という、企画への思いを伝えていたからこそ、編集者の方にとっては難しいオーダーになってしまったのですが…。

このように、ノヴィータでは、コンテンツがもたらす効果を多様に捉えており、どのように書けばどのように届くのかを様々試行錯誤し取り組んでいます。

プロジェクトを動かし始めて3年。この3年で、コロナ禍による制限などもあり、情報発信の重要性はますます高まっているように思えます。ノヴィータが採用活動でご注目いただく機会が増えているのも、これまでずーっと発信に取り組んでいるから、だと断言します。会社の中は、外からは見えないのです。何も発信していないのに、すなわち何も見えないのに、期待をしていただくことなどできません。

 

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他社様からお声がけいただき、組織づくりなどについてウェビナーに登壇することも増えました

さらにいうと、日本語で文章を書ければいいということではありません知識が必要だったり、強い気持ちが必要だったり、それらを言語化する力が必要だったり…書く人やその背景、目的によってアウトプットは大きく変わりますビジネスのお相手に、求職者候補の方に、社内の方に、何を届けるか、何をしてほしいのか。伝わった後のことにこだわって、コンテンツを作っています。

自社でも取り組んできたため、コンテンツや発信で「思いがなぜか伝わらない」「思いはあるのに、発信する余裕がない」と思っている会社様にたくさんのソリューション提供が可能です。例えば、デジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、採用支援などがありますが、他にも「経営者の考えが社員に伝わらない」社内広報もご支援できます。


たかが発信、されど発信。発信を通じて中長期で解決できる課題は実はたくさんあります。ずっと見てきた中でいうと、「ゆっくり、しっかり、でも思いがけず」という表現がぴったりだなと感じています。自社で地道にやってきたからこそ、強くお伝えしたいです。今回ご紹介したノヴィータでの情報発信プロジェクトについて知りたい方や、情報発信にお困りの場合には是非、お声がけください!

 

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