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思い描くライフスタイルを手に入れるため、苦手と向き合い、克服するポジティブマインド:ノヴィータが考える、会社とフリーランスの関係構築 –VOL.5フロントエンジニアとして活躍する仲間

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仕事が生活そのものという人もいれば、仕事は生活を豊かにするためのツールという人もいます。いずれにしても、その人がイキイキと仕事、そして生活に向き合えることが心の豊かさに繋がってくるのではないでしょうか。フリーランスという働き方は仕事と生活に自分らしく向き合い、いかに両方を豊かにしながら生きる方法のひとつです。

今回の取材では、中古自動車買取の営業、飲食業界、アパレルなど多様なフィールドで経験を積み、「生活」を軸に仕事との向き合い方を考え、その答えとしてIT業界を選んだ、フロントエンジニアであり一児のパパでもある仲間にお話を伺いました。

 

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自らの欠点を克服する屈強な精神。多様な経験はどんなフィールドでも活きてくる。

石井 今日はよろしくお願いします。今回は、業界も職種も異なる分野での経験が多いということで、なぜそのような経歴を歩んできたのか、異なる分野ではあるけれど共通する部分はあるのか、今の現場で活かされている経験など、お話を伺えればと思っています。最初に簡単に自己紹介をしていただいてもいいですか。

 

―はい。今日はよろしくお願いします。今も子どもの声が聞こえていると思うんですが、一児の父であり、フリーランスのフロントエンジニアとして働いています。

石井さんがおっしゃったと通り、20代は本当に色々な仕事をしてきて、30歳でIT業界に未経験で入りました。その会社でフロントエンドとディレクターの仕事を兼任、2年で退職してフリーランスとして活動するようになりました。今、参画先でお世話になっている企業さんは3年目になります。

 

石井 はい!ありがとうございます。今まで詳しい経歴までお聞きする機会があまりなかったので、そうだったんだなって思いました。

IT業界に入るまで全く異なる業界でお仕事をされてきて、今の分野に活きていることってあったりしますか。

 

―働き始めたのが19歳の時で、大手の中古自動車買取の会社に正社員として入りました。結構、体育体系で厳しい会社で、石井さんと同じ営業職だったんですね。それまではアルバイト経験だけだったので、最初は何にもできなくて。

その時、人の話を聞けないと仕事にならないなって思ったんです。ただ聞けるだけじゃなくて、100人いたら100人の聞き方、話し方が必要なんだなって。扱っている商品が高価なものだったので、単純に安いからとか、買取金額が高いからっていうので任せてもらえるわけではなくて、この人に担当してもらって安心かどうかっていうところがかなり大事な部分だったんです。100人お客様がいたら100人の話し方、例えば、声のトーンを全部変えて話すようにしていました。これはプライベートでも、仕事でもその後の人付き合いに活きているなって思う部分ですね。相手が話しやすい環境を作ることが出来るようになったので、最初の仕事で学べたこととしてはとても大きな収穫だったなって思います。

もう一個は、初めは絶対に肯定することです。何を言われても『いやそれはちょっと』とか、出だしに否定的なことは言わずに、一回飲み込むっていうのを基本にしています。一回飲み込んだ上でこうしたほうがいいんじゃないですかっていう話し方とかコミュニケーションの取り方をするっていうのは心がけるようになりました。

 

石井 相手や環境に合わせた話し方をできるっていうのはすごいです。僕も最初にお会いしたときから、とても話しやすいなって思っていました。話し方は職場の先輩から指導があったんですか。

 

―はい。やっぱり、先輩に言われたのもありましたね。どっちかというと僕は我が強いほうなんですよ。話をしていて、『これそうじゃないよな』って思うと、声にも顔にも出ちゃうし、返答にも出ちゃうし。なので、営業の時にお客さんは出だしから否定されている気分になってしまったようで、すぐに担当を変えてほしいって言われたりしていました。

それを同伴した先輩が見ていて、そのやり方じゃ無理だよって言ってくれて、半年ぐらいかけて自分を変えていったんです。正直、すごい大変でした。

我の強さは自分の欠点だと気づいていたけれども頑固だったので変えたくもないって思っていたんです。それが仕事するためには変えざるを得ない状況になったので良かったと思ってます。

 

石井 仕事をしていくうえで、今のままじゃいけないなって感じて変えていったんですね。半年間、すごい大変そうですよね。

 

―そうですね。半年、いや、もっと掛かったかもしれません。

 

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石井 でもそれはすごい変化だと思いますよ。今は頑固だとかそんな風に全く感じないですし、思ったこともなかったです。自分を変えていった後は営業の売上に変化が出たり、仕事が楽しくなったりしたんですか。

 

―売上ということでいうと、やっぱり、確実に営業の成績は良くなっていきましたね。それと比例して、仕事に対して疑問も生まれて。頑張って、自分を変えて、成果も出てるけど、果たしてこれって自分にとってハッピーな仕事なのかな?って思うようになって。自分がお客さんだったらこうしないと思うものもあったので…。その気持ちが20歳ぐらいの時に拭えなくなり、結果2年ぐらいで退職しました。最後は、これだけ利益を作ったらやめていいよっていう話をされて、達成したすぐその翌月に辞めちゃいました。



石井 すごいですね。すぐ目標数字を達成して、辞めたんですね。確かに、お客様を想うと、本当に商品やサービスに価値があるって信じられていないと営業の仕事はハッピーじゃないと思います。

営業の仕事以外にも色々と仕事をやられてきたと思うんですが、他に今の仕事に活きてるなって思う仕事はありますか。

 

―昔から全部一人でやりたいタイプだったので、中古自動車買取の会社を辞めたあとは飲食系の仕事をやっていました。飲食系を選んだ理由は、生産から消費まで一貫しているからです。自分で調理したものをお客さんが食べるってところまで見れるっていうのが面白くて、なかなかそういう職種ってないなって思って働いていました。もともと作るのも好きで、趣味でやってた音楽や洋服作りも、自分で考えたものを形にして、消費に繋げていきたくて、仕事もできれば全部自分で完結させたいっていうのがあって、そういった意味では飲食の仕事は結構楽しくて、5~6年はその業界にいました。

石井 全部を一人でやると、効率的なプロセスを考えたり、商品やサービスに対しての責任も大きくなるのに、楽しんでやっていたのはすごいですね。でも、エンジニアだと一人で完結して作るのは大変ですよね。もしかして、エンジニアになったきっかけも自分で作れるっていう部分があったんですか。

―エンジニアになったきっかけは、「出勤しないで仕事できないかな」という気持ちからでした。前の車の仕事も、飲食も、絶対にその場に行かなくちゃいけなかったんですね。飲食でオープンからクローズまで仕事してると、通勤でかなり疲弊しているなって思ってたんですよ。僕の住んでいる街から六本木、渋谷、銀座とかに行くとどうやっても片道1時間半はかかっていました。ちょうど今の奥さんと結婚の話もしていて、仕事をどうしようかなって考えるタイミングでもあったので、どうせ次いくならゆくゆくは家でできる仕事にしようと思って、調べていたらすぐこの業種にたどり着いたんですよ。なので、IT業界に入った理由としては家で仕事がしたいとか、パソコンがあればどこでもできるっていうのが魅力的だったっていうことですね。今、石井さんが言ってくださったみたいなモノづくりだからっていうのではなくて(笑)。

 

石井 もともとこうしたいがあって、ちょっとずつ深堀していったところにIT業界があったんですね。その目的がきちんと今にも繋がっていて、結果リモートで仕事してますもんね。

 

―今はわりと理想の形になっていると思います。働き方もそうですし、自分のライフスタイルにも合ってるなって。最初に入った中古自動車の販売の会社も、飲食業界も、想像以上にハードな働き方をしていたので、何のために働いているか分からないし、なんかちょっと違うんじゃないかなって思っていたんです。自分でやれる飲食も時間に縛られる。裁量労働じゃないですけど、自分の能力で時間を決められる働き方でITだったらどうだろうってなって、一旦目指してみたくなって。いかに働く時間を短くして、自分のプライベートを充実させるかって、自分のライフを一番に考えていかないと僕のしたい生活ってできないんだろうなって。それを形成する手段として仕事があるんだなって気づきました。

 

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お子さんがよく遊んでいるおもちゃ

 

家族と過ごす時間を増やすため、周囲も巻き込みながら働き方をチェンジ

石井 僕がお付き合いを始めた時にはまだお子さんは生まれてなくて、もう少しで1歳になると思うので、働き方の転換期を一緒に過ごさせてもらってますよね。パパになって仕事のスタンスが変わったところはありますか。

 

―そうですね。以前は仕事が忙しい時は遅く帰るのも仕方がないと思っていたし、苦ではないタイプだったんですね。でも、子どもが生まれた今は、絶対に残業したくないっていう考え方に変わりました。

働き方としては、どちらかというとため込む癖があって、タスクとかも納期が長めにあればぎりぎりでやっちゃう、いわゆる夏休みの宿題を最後にやるタイプだったんです。でも、今はすぐに着手して、全部早く終わらせちゃうようになりました。

 

石井 すごい変化ですね。子どもは可愛いですもんね。

 

―ですね。やっぱり、一般的に仕事をしていると子どもと関わる時間が中々ないんですよね。僕が仕事を出る時間にはまだ寝ていて、帰る時間が少し遅くなるともう寝てしまっているのが普通なので。そうなってくると、極力早く帰ってくるしかない。早く帰ってくることで、子どもと関われる時間ができるならそうしたいなって。

今の現場は社員さんに確認してもらうのにレス待ちしてることがあるんです。前までは連絡が来ないと「忙しいのかな」って思って待ってたんですが、今はめちゃくちゃ追い込んでみてもらうようにしてます(笑)。「これどうなっていますか」って管理ツールで連絡したあとに、個人的に連絡ツールで「みてください」って連絡したり。

子どもと一緒の時間を作りたいからやり始めたことだったんですけど、結果的によかったと思っています。返事がないと、忙しくて連絡がこないのかなって思っていたのが、連絡ツールで連絡すると単純に「見てなかったです」とか「気づいてなかったです」ってことも多くて(笑)。リマインドすることで早く終わるし、それで仕事が進むんならすごいいいじゃんって。

 

石井 自分の仕事のやり方だけじゃなくて、周りの人との関わり方も変えて、良い方向に進んでいっているっていうのはすごく良いですね。
趣味も幅広く色んなことをやっている印象なんですが、趣味が仕事に繋がっている部分ってありますか。

 

―もともとアパレルにいたので、アートをビジネスに結び付けられないかなって思っています。日本ってアートはビジネスとしてまだまだ弱い分野で、実際にアートを作っている人がそれをお金に結び付けようって考えていない人が多くて。なので、もうちょっと日本でもアートでビジネスをやれないかなっていうのは前々から思っています。今はチームを組んでメンバーと話し合いながら、どういうビジネスモデルならできるかって話をしています。ちょうど、みんなもリモートになって時間ができたので、進められるようになりました。

 

石井 それはリモートになったことでの全く違う収穫ですね。なかなか時間を作って、直接集まるってなると難しかったのが、リモートだったら、空いた時間で集まることもできますもんね。

 

―そうですね。僕ももともとビデオ通話ってすごく苦手だったんですよ。ただ仕事でリモートになってしまうと、ビデオ通話をする機会がすごく増えてきたので、プライベートで使うことに抵抗もなくなってきました。リモートになったことで、進め方としては本当に多様性が出てきて、進めやすくなったと思います。

 

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お子さんが遊んでいる様子

 

仕事はつまらないものではもったいない。
出来ないところを見つけ、自分の成長に繋げることで、楽しむ!

石井 これまでのお客様先での評価として「積極的に仕事に取り組む意欲」とか、「仕事のしやすさ」を多くあげていただいています。僕も毎月定例のヒアリングで、仕事のしやすさは感じる部分です。

先ほどおっしゃっていた、話し方や聞き方を相手によって変えていること、まず否定からは入らないっていうこと以外に、仕事をする上で気を付けていることってあったりしますか。

 

―仕事をどんだけ楽しくできるかってことですかね。基本的に仕事って大体はつまらないと思うんです。でもそれで終わらせてしまうと、一日のうち8時間、一日の3分の1は仕事してるので、つまらないって感じていたら、その3分の1をある意味捨ててしまっているみたいになっちゃうじゃないですか。なので、どれだけその中で楽しくできるかって事を考えていて、与えられた仕事の中でどれか一個できないことはないのかいうのを探すようにしています。資料作りにしろ、技術にしろ、なんか一個できないところとか、これって自分ができるようになったら面白そうだなってところを探して取り組むことで、日々の業務のマンネリ化を防止しています。僕の仕事はどちらかというと新規の開発ってあんまり多くないんですよ。出来ているもので運用・保守っていうフェーズが多いんですけど、そういうのも結局やり方とか考え方とかをポジティブに捉えるだけで、全然違った見え方をするんで、こだわっているところですね。

あとこの現場に入ってすごい大事だなって思ったのが、共通言語ってすごい大事だなって。今の現場は『餅は餅屋』っていう考え方なので技術系はエンジニアさんにお任せで、こういう作業したいよっていう立案とかは社員さんが全部する事が多いんですが、実際こういった設計をしますって共有する場を社員さんと持ったときに、社員さんが言っている単語の意味と僕らの解釈している意味が全然違うことが結構あるんです。それもどっちかっていうと、僕らエンジニアからしたらこの単語はこういう意味しかないと思う単語が、全く違う意味で捉えていることがあって。最初は違和感がなくても、進めていくうち、「この人が言ってるのって本当にこういう意味なの?」っていうのが出てきて、蓋開けて話してみると全然違って、会議が振り出しに戻ったり。仕事でもプライベートでもなんでもそうなんですけど、言ってることに対して同じ認識をしているってめちゃくちゃ大事だなって。なので、今の現場では最初にこれってこういう意味ですよねって確認するようにしています。

 

石井 あれやっといて、これやっといてという会話をした時に「あれ」が共通言語じゃなかったら、全く違うことになるってことですもんね。

 

―そうですね。マーケット系の部門にいるので、マーケット用語が飛び交うときは、自分の認識が合ってるか確認しに行ったり。ウェブサイトを新しくリニューアルするとか、メディア系のサイトを作るとかのときには相手も同じ認識か確認して、とにかく同じ認識になるようにコミュニケーションをとるようにしています。

 

石井 認識が違うと効率も違ってきますし、成果にも影響が出たりしますもんね。
そういうところに気を遣っているから、仕事がしやすいっていう評価にも繋がってくるんですね。

僕にも事前にご質問いただきありがとうございます。営業活動を行う上で大切にしていることと、エンジニアとの信頼関係を築く上で必要だと思うことの2点について、僕の中でどちらも人と関わることなので同じ答えになっちゃうんですけど、一番大事にしているのが否定しないってことなんです。まず、一度飲み込んで、そのあとに改善案とか、提案をしたりしています。同じことを大事にされていて嬉しかったです。

あと、信頼関係という意味では、悩んでることがあれば事前に言ってってほしいなってのがあります。あとからこうでしたじゃなくて、それまでの経緯を話してもらって、一緒に悩んだり、考えたりっていうことをしていきたくて。言ってもらえると、あの時話したあれですねって思い出して動くことができますし、身構えておけるっていうのがあります。そういう風に関係を築いていけたらいいなって思っています。やっぱり、僕の中で、営業っていう仕事ってヒアリングが大事だなって思っていて。5分10分でも話をして、問題なければそれでいいですし、問題あれば疑問点について話したり、僕が分からないことがあれば調べて少しでも力になれるようにしていきたいなって思っています。

話を聞いていて思ったんですが、仕事の支障になることに気づいたり、周りを巻き込んで変わっていったり、良い方向に引っ張っていくのが得意なのかって思ったんですが、こんなことが得意、苦手だなってご自身で思っていることってありますか。

 

―うーん。わりと単純作業は得意ですね。人によっては眠くなるような。

あとは人がやらないようなことをやるのが好きです。自分の職種をはみ出ても気にしないというのがあって、仕事の幅を自分で決めないようにしてます。なので、基本的にそれは僕の仕事の範囲ではありませんって言わないですね。なんでも、良いですよってやるようにしてます。

ただ、数字が絡む仕事は苦手で、それこそマーケティングの分析で、パーセンテージとか出てくるとちょっと具合が悪くなります(笑)。どう計算したら、どの数字を組み合わせたらそうなるのか、意味が分からないって頭を抱えますね(笑)。

 

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理想の働き方は自分次第。周囲との共通認識を大切に、環境づくりに取り組む

石井 さっき、リモートの話が少し出たんですけど、リモートをはじめる前の理想とギャップだったり、お客様を巻き込んでリモート業務になったっていう印象があるんですけど、その周りの巻き込み方についても聞かせてもらいたいです。

 

―リモートを始める前は家の方が絶対に仕事しやすいなって思っていたんですね。以前いた現場は100人ぐらいいるフロアだったので、デスクの横で集団で作業されたりすると集中できなかったり。そういう経験もあったので、家の方が集中できるし、捗るだろうなって思ってました。でも、実際にリモート始まって思ったのは、子どもがうるさいなって。(笑)とはいえ、改めて、子供の面倒を見るのは大変なんだなってところは気づけました。結論、仕事のしやすさはそこまで変わらないです。どちらでも、100%集中できる環境っていうのはほっといてできることはなくて、集中できる環境を作るのは自分次第だなって。

 

石井 なるほど。そうなると、通勤時間が短縮されたっていう部分は明確に、リモートになって良かったところってことですよね。
実際に働いていて対面の方が良いなって思うところってあったりしますか。それとも、オンライン上での会話で十分だなって思いますか。

 

―最近、オフィスに行ったんですけど、会わなくてもいいなって思いました。普段からフリーアドレスなので関わっている社員さんが会社のどこにいるか分からないんですよ。なので、出社していてもチャットでの会話がメインになるので、そうなってくるとリモートの今と変わらないなって。

逆にリモートになって良かったなって思うこともありました。前までは対面で話したことでお互い100%理解できたって思い込んでたところがあったんですよ。翌日になってみると、全然理解できてなくて、話したはずなのに共通の認識になってなかったなって思うことが度々ありました。でも、リモートになって、文章で連絡を取りあうようになって、自分の言葉で話すと相手に伝わらないので、お互いを意識するようになったのか、やりとりが丁寧になったんですよね。ここで言っているのはこういう意味だったんですけどっていう補足を入れたり。そういう変化に気づいたときにリモートって良いなって思いました。

 

石井 それは全然違いますね。ただ、もともと今の参画先はリモートを推奨していなかったじゃないですか。その中で、環境づくりを先行してやっていて、今回のコロナ禍でリモートに移行せざるを得なくなった時には、あとはやるだけって状況にしてましたよね。

『リモートやれたらいいですよね』って皆さんを巻き込んでいったんですか。

 

―参画してすぐの時に、ゆくゆくはリモートでやりたいってメンバーと共通の認識を持っていました。そのためには自社の内製力を高めていかなくちゃいけないって思って、その都度、会社のセキュリティの部署にリモートを実現するための課題や弊害を確認して、一個一個つぶしていってましたね。何をセキュリティとして守るのかという共通認識の違いもありましたね。

 

石井 そういう一つ一つ潰していくという姿勢が、積極的、意欲的っていう評価に繋がってるんでしょうね。

僕にもコロナでどんな変化があったかって質問をいただいていましたね。まずノヴィータの全社員がリモートになりました。ただ2017年からリモートは取り入れていて、幸い、作業環境とか社内の意識も含めて、他の会社に比べれば環境は整っていたのかなって思います。今年はコロナがあって、全社員対象のリモート推奨期間を2月の頭から始めて、緊急事態宣言までにはすでに全社員のリモート期間が2か月ぐらいになっていたんですね。緊急事態宣言が開けてから、コロナ関係なく、完全にリモートっていう働き方に会社としてもなっています。9月には新たにオフィスも移転しました。かなり縮小して、5分の1ぐらいになりました。

管理系は紙を扱う事もあるので、出社しなくてはならないんですが、週2,3回の出社になっています。お付き合いがある会社さんもどんどん紙をやめていっていて、ノヴィータからも積極的にデータでいいですかって相談させてもらってできるだけ電子にシフトしています。全くゼロにはならないとは思いますが、限りなくゼロに近づいていくのかなって思っています。

 

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程よい距離感と見守られている安心感。
気づけばノヴィータを薦めている。

石井 ノヴィータや石井がどんな存在なのかというのも聞かせてもらえたらなって思うんですが、まず石井ってどんな印象ですか。

 

―そうですね。石井さんの印象というか、一緒にいさせてもらって感じるのはすごい良い距離感っていうことですかね。

 

石井 ありがとうございます。

 

―前のエージェント会社に比べると石井さんに担当してもらって、すごく気にかけていただいてるなって感じるようになりました。それも、すごいぐいぐいくるのではなくて、そっと見てますよっていう感じで、『最近、石井さんから連絡きてないな』って思うとそのタイミングで石井さんから連絡がくるんですね。それが良い距離というか、いい感じだなって。なので、周りのエンジニア仲間にノヴィータさん良いよって薦められる。変えてすごくよかったなって。

 

石井 そうですよね。前にも何名か紹介していただいたりもしましたしね。その方もノヴィータ経由で入ることになりましたしね。

そういう風に思ってくださって、繋がっていくと、僕ももっと頑張りたいなって思います。

 

―事前に石井さんのことは聞いていたので、最初に会った時もイメージと違うなってのもなく、むしろ、最初から話しやすいというのはありましたね。ものすごいかしこまっている感じではないですし。年も近いので、わりと色んな話もできますし。プライベートでもお付き合いできそうな人だなって。

 

石井 飲みにもいきましたもんね。当時、僕も事前に情報をいただいていたので話しやすさはありました。今日のお話の中で、10代から20代にかけては我が強かったって聞いて、今の雰囲気と違っていてびっくりしましたが。

距離感の良さを褒めていただいたと思うんですけど、実際一緒に働いてみてどうですか。

 

―そうですね。真剣さがすごく伝わってくるなって思います。最初に石井さんと話した時、前の会社さんはフォローみたいなのがなかったんですって伝えたら、僕はしっかりフォローするんで大丈夫ですって言われたことを覚えています。初めは本当かなって思ったけど、実際に蓋を開けると本当にきちんとしてくれますし、必要であれば会社まで話に来てくれますし。一回、僕が打ち合わせの日を忘れて帰っちゃってましたよね。石井さんから連絡きた時には地元の駅にいて。あの時も石井さんが「悩みとか何もないってことなので良かったです」って言ってくれて、有難かったです。

本当、コンスタントに連絡もらって、会いにもきてヒアリングもしてもらって、何かあれば話させてもらって、きちんと間に入って営業として仕事してもらえてるので、すごい良い担当者だなって思います。

 

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旅行した熊本の風景

 

地方でのさらなるワーク・ライフ・バランス実現へ。そのために最善を尽くす。

石井 最後、今後の話を聞かせてもらいたいんですけど、個人的にやってみたいこと、技術的なことでもいいですし、副業のこととかでもいいですし、どうでしょうか。

 

―まず、東京を出たいと思ってます。僕、東京生まれの東京育ちなんですけど、東京が好きではなくて。人がごちゃごちゃして、ご飯を食べるところとかお店はいっぱいあるけど、逆にそれ以外って魅力的なところないなって。子どもを遊ばせる場所にも制約がありますし。できれば地方に引っ越したいと30歳になるぐらいからずっと思っていて。

なので、今後やっていきたいこととしては地方で雇用を作りたいです。仕事にこだわらず、地方でやっていける環境を整えたいって考えていて。

 

石井 今はリモートだと思うので、このままでもできるし、他にも仕事があれば他の仕事で地方に行きたいって感じなんですかね。
それは家族で一緒に移住をする事も考えているんですか。

 

―そうですね。5年ぐらいかけて説得して、奥さんもだいぶ地方移住に納得し始めていますね。特に子どもが生まれて、地方に行くのもいいかもしれないって考えてくれるようになったみたいです。

 

石井 もともと、地方も魅力的だと思っていたところに、子どもも生まれて、より地方のほうがいいのかなって思うようになったんですね。

 

―子どもが生まれて色々変わったと思いますね。子どもの育つ環境っていうことだけでなく、地方のほうが魅力的なところも多くて。自然も多いですし、街並みもきれいだったり。

 

石井 考え方が変わってきている中で、今後どうなっていきたいとか、将来のビジョンみたいなのって何かあったりしますか。

 

―個人事業主なので、今のお仕事をメインで稼いではいるんですけど、なるべく一本化したくないってことですかね。出来れば、複数の収入源を持っておきたいというところと、わがまま言えばそれを全部好きなことでやりたいと思っています。

 

石井 それが副業に繋がっていくんですかね。

 

―そうですね。妻ももともとアパレルの人だったので、今は買い付けして販売したり、アート系をやったりしているんですけど、基本的にいつも何か新しいことができないかなって考えています。結局、二つやって二つ100%成功することはないから、どれだけアイデアを持って、数を打つか。その中の何個か当たればいいじゃんぐらいに思ってるんです。なので、アイデアは常に探すようにしてます。

 

石井 そうなんですね。あと、ノヴィータや石井と今後一緒にやってみたいことってあったりしますか。

 

―ノヴィータさんって地方との取り組みがありますよね。

 

石井 地方でいうと兵庫県豊岡市に事業所を作って、ママさんの働く場所を作っています。

 

―ノヴィータさんって地方でも色々とされているという印象があったので、地方で何か一緒に出来たら面白いなって思います。

 

石井 面白いですね。ノヴィータは社員の地方転居からフルリモートが始まっているので、地方にいる社員が多くいます。豊岡市の取り組みも自治体と一緒にやっているので、今後も地方の課題解決のお手伝いも広げていければと思っています。

 

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石井 最後に、今後のWeb業界とかITの未来について思っていることとかありますか。

 

―多分、僕らのやっている仕事はなくなっていくのかなって思ってます。将来的にAIに移行していくのかなって。0から1を生み出すことはコンピューターとかAIでも難しいと思うんですけど、実際に出たアイデアを形にするっていうことに関しては、そもそもコンピューター上でやっていることなので、コンピューターにやらせるようになっていくんだろうなって。それってしょうがないことで、もう今もLPを簡単に作れるようになってますし。スタジオとかそれに近いものがすでにできていますし。

ただ、僕としては、ずっと死ぬまでこの仕事をやり続けるかっていうと多分NOなんです。単純に自分の生活スタイルを実現できるっていう一つの手段として今の仕事があるわけで、今の仕事がすべてではなくて。それこそ、地方で仕事したいという新しい目的があったときに、どの手段をとるか。今の仕事が最善であれば努力しますし、別に違うところで実現できるのであればその手段をとればいいなって思っています。あくまで仕事は自分のやりたい生活とか、なりたい自分を形成する上での手段なので、仕事を絶対的なものにはしたくないなって思っています。

 

石井 家族や生活が一番で、仕事がその次にきて、仕事をするために生活をしているのではなくて、生活とか家族があるから仕事をしているんですね。今のこの考え方にあっているのがITの仕事だってことなんですね。

僕も今後のことを考えると、AIでの自動化などがもっと進んでいくと思うんで、やれる仕事は限られていくのかなって思っていて。ただ、対面とか、人と話すということは人間じゃないとできないですし、心情を読み取るとかそういうところはまだまだ人間が優れているんじゃないかなって思っているので、そこは自分でも伸ばしていきたいです。今後、何をしていくべきかってところは自分でも模索しているところではあるんですけど、見つけていきたいなって思っています。

今日、地方に行きたいって話も初めて聞けてよかったです。ノヴィータの中でも地方で活躍している人や仕事もあります。また今のお仕事以外でも一緒にやっていけたらいいなって思いました。

―はい。よろしくお願いします!

 

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