昨今のWEB業界では、会社員としてではなく「フリーランス」、 すなわち個人事業主として独立して働くスタイルが確立されてきています。ノヴィータの人材サービスでも多くのフリーランスの方にお世話になっており、私たちと一緒に働いてくださる方々との関係は、契約が成立してからがスタートであるという思いを持って動いています。そのため、お互いの事をより深く知るために、コミュニケーションを最も大切にしています。
契約後も日々丁寧にコミュニケーションを取る事で、お互いの仕事のスタンスや思い、ビジョンなどが見えてきます。そうやって知った、一緒に仕事をしているフリーランスの方の尊敬できるところを、コンテンツとして広く伝えてみたいと思ったのが、この企画を始めたきっかけです。
第1回は、WEBプロデューサーとして広告代理店に常駐する三井正相さんにお話を伺いました。
広告代理店に常駐 フリーランス 三井正相さん(右)
WEBプロデューサー。2014年までシンガーソングライターとして活動。2015年にSEO会社へ転職しWEB担当者としてのキャリアを歩み始める。英会話教室、結婚相談所、航空会社の案件でデザイナー・ディレクターを担当後、2017年からフリーランスとして活動を開始。現在は国産自動車メーカーの販売会社サイトの運用とコンサルティングを行う。
ノヴィータ 営業部/リーダー 田中未希(左)
株式会社ノヴィータ 営業部/リーダー。広告代理店、開発会社などを経て2016年にノヴィータへ入社。主にクライアントからの案件獲得とマネジメントを中心に活動中。2019年6月より、地元の会津若松市へ戻りリモートワークを開始。通常業務の傍ら会津の顧客開拓を積極的に行い、会津オフィスの拡大と支社長を目指す。
WEBを使って、世に出るべきものを出していく
田中:三井さん、今日は宜しくお願いします。早速ですが、最初に現在の仕事内容を教えてください。
三井:業務委託で広告代理店に常駐し、自動車メーカーのデジタルマーケティングをやらせていただいています。所属しているチーム全体はCM、雑誌、イベント、カタログなど、幅広い分野を任せされており、その中でも自分は、自動車販売会社のWEBサイトの運用とコンサルティングを行っています。
田中:ありがとうございます。三井さんは「WEBプロデューサー」として活動されていますが、現在に至るまでどのようなキャリアを築いてこられたのですか?
三井:実はWEB業界に入ったのは30歳と少し遅いんです。歌がとても好きで、29歳までシンガーソングライターとして活動していましたが、30歳の頃に心境の変化があり、SEO会社に転職しました。
先輩ミュージシャンから、WEBサイトがうまく作れず集客に困っているという悩みを聞き、「いいものなのに、情報がなかなか出ていかない」、「世に出るべきものを出していく良い方法はないだろうか」という思いが出てきて「WEBサイトを作る」という事に着目し、キャリアチェンジしました。
田中:「デジタルマーケティングは手段」というノヴィータの考え方にかなり近い考え方ですね。未経験でSEO会社に入られたのですか?
三井:インターネット・アカデミーで半年勉強しました。そしてまずは知り合いのミュージシャンのWEBサイトを作り、それをポートフォリオとして転職活動をし、SEO会社に入りました。
田中:半年でそこまで辿り着けるのは素晴らしいですね!デザイナーとして入社されたのですか?
三井:デザイン、コーディング、写真撮影までやらせていただきました。主に結婚相談所、英会話教室、街コンなどのWEBサイトが中心で、いただいた仕事は何でもチャレンジしてスキルを磨きました。ただ、仕事に打ち込んでいくうちに、「もっと規模の大きい仕事をして、キャリアアップしたい!」 という思いが込み上げてきたんです。そこで広告代理店に転職し、大手航空会社のサイト運用の仕事を任せていただきました。この広告代理店で多くの仕事を経験してから、独立してフリーランスになりました。
田中:広告代理店で順調にキャリアップしていたと思うのですが、なぜフリーランスの道を選ぼうと思ったのですか?
三井:様々な大型案件を担当しても、その会社では給与がなかなか上がらないという事が、仕事をしていくうちに気になってきたんです。どう行動すれば給与を上げる事ができるのか考えていた時に、個人宛の仕事の相談が増えてきたんです。
そこで、「フリーランスになって自分の価値を上げる事ができれば、お金の交渉もしやすくなるのではないか?」と考えフリーランスになりました。フリーランスとしていくつか仕事をした後に、知人からノヴィータを紹介してもらいました。
チャレンジしているから、新しい仕事を任される
田中:ノヴィータの取引先の方からご紹介いただいたのが三井さんと出会うきっかけでしたが、その方とはどのような関係性だったのですか?
三井:音楽活動をしていた時の先輩で、コールセンターで仕事も一緒にした事がある間柄だったんです。自分が制作した仕事の事をSNSでアップした時に、その先輩から「知り合いの会社(ノヴィータ)と繋げたい」と連絡が来たのがきっかけで、田中さんを紹介していただきました。
田中:私ではない人が担当していたら、今の二人の関係はなかったかもしれないですね!
三井:運命的な出会いでした(笑)。初めて田中さんと話をして、しっかりした方で信頼ができる方だと思いました。
田中:嬉しい!!!ありがとうございます!!!一緒に仕事をしてみて、私の印象は変わりました?
三井:そこはブレないですね。最初はノヴィータ内で常駐して仕事をしていましたが、その時もとてもお世話になりましたし、今の常駐先に行ってからも月に1度のミーティングで相談にも乗っていただいてますし、 より信頼が増しました。
田中:月に1度のミーティングは大きいですよね。
三井さんがノヴィータに業務委託で関わってくださってから、多くの仕事をお願いしていますが、これまでの仕事で苦労した事は何かありますか?
三井:ちょうど今が一番苦労しているかも(笑)。やらなければいけない事、やるべき事がたくさんあって…。
ただ、大変だけど嬉しい悲鳴だと思っています。仕事がいただけるという事は、信頼があっての事なので。「三井さん、ここまでやってくれるの?!」とお客様に思ってもらえたら最高ですね。
田中:営業としては、常駐先の期待、お客様の期待を超えて初めて交渉ができるものだと考えているので、三井さんのように実績があると私もお客様と話しやすいですし、三井さんのために私も動かなくては! と思います。三井さんがチャレンジする人だから、多くの仕事をお客様も任せたくなるのだと思いますよ。
三井:チャレンジという事だと、フリーランスになってから、WEBデザイナーを目指す人のために「#1 勉強会」も開催しています。
田中:以前、三井さんの「勉強会」を受講している方をノヴィータにご紹介いただきましたよね!すごく有意義な取り組みだと思います!どのようなきっかけで始めようと思いましたか?
三井:周りから「30歳からWEB業界に入るのは遅い」と言われたのですが、そんな事はないと実感しています。
ただ、実務未経験という条件では、キャリアチェンジをしたくてもなかなかできず、困っている人が周りにたくさんいました。そんな人達のために「何かできないだろうか」と思い、「勉強会」を開催しようと思ったのがきっかけです。
自分が出す課題ができるようになったら、田中さんに紹介させていただきたいと思っているのですが、今だとどういった案件がノヴィータに集まっていますか?
田中:ありがとうございます!そこまで考えてくださっているんですね!
今は業務委託では、開発兼ディレクターという案件が多いですね。開発もできてディレクション、マネジメントもできる方を紹介して欲しいという依頼が多く集まっています。こういった案件の傾向からも、コミュニケーション能力を重要視されているお客様が多いという事が分かりますね。ノヴィータも、一緒に働いてくださる方々とのコミュニケーションはとても大切にしています。その点に関して他のエージェントと比べてどうですか?
三井:エージェントとしてはノヴィータともう1社しかやり取りした事がないのですが、とても手厚いですね。月に1度必ず顔を合わせていますし。相手がどういう事を望んでいるか、相手の思いを汲み取って適切な対応をしてくれるというのは他のエージェントと違う部分ですね。
些細な悩みも聞いてくれますし、金額交渉などの話しにくい事も相談できる。
こちらの希望額に対して、「それを叶えるならばこういう事が必要だね」と具体的な提案もしていただけます。
田中:ミーティングをしていると、その課題に対して「自分が何を期待されているのか」、「なぜ任されたのか」を三井さんはいつも真剣に考えているので、その成果に見合うようにお客様と会話し、交渉をしていく事が私の仕事だと思っています。
そういった意味でも、月に1度顔を合わせるという事は大切ですよね。
三井:そうですね。モチベーションにも繋がっています!
お互いが成果を上げて、お互いの価値を高めていく
田中:ところで、三井さんはとてもポジティブですよね!
「大変だけど、良い経験になっているから大丈夫、またレベルアップできる」といつも仰っていて、私も見習いたい部分です。モチベーションを維持するのに心がけている事はありますか?
三井:「自分がどうなりたいか」という事は常に考えていて、その理想に対して「自分の価値をどう上げていくか」を考えて行動していますね。周りに優秀な方がたくさんいるので、自分も頑張りたいと思いますし、そのレベルまで持って行きたいと思っています。
田中:なるほど。高い位置に理想を置くというのは、モチベーションを維持するために重要ですよね。 三井さんが今後どうなって行きたいか、もう少し具体的に教えてもらえますか?
三井:「何か」の第一人者になりたいと思っています。まだ、その「何か」が決まってはいないのですが、今やっている事で広告賞や宣伝会議賞などのアワードにチャレンジしています。最終的には、世界アワード(カンヌライオンズなど)を取ってみたいですね。
田中さんは、今後の目標などはありますか?
田中:会津事業所に人を増やして行きたいと思っています。
東京でいただいた仕事を会津で制作したり、会津でいただいた仕事を三井さんはじめとした、東京で活動している方々にお願いする事が理想ですね。その時は相談させてください!
田中:これからも三井さんとコミュケーションをしっかり取って行きたいと思っていますが、これからノヴィータとやっていきたい事などありますか?
三井:ノヴィータの看板を背負って常駐しているので、自分が成果を出して、ノヴィータと田中さんの価値を上げて行きたいと思っています。お互いがWINWINの関係になるようにしたいですね。
田中:ありがとうございます!私も三井さんの価値を上げる事ができるよう取り組んでいかなくては!と改めて強く思いました。そのために自分は何ができるのか、何がお客様や三井さんにとってのベストであるのか、常に考えて動いていきますね!
三井さんの実力や成果、実績などをお客様に伝えていく事が私の仕事でもあるので、今後常駐先が変わったとしてもそのスタンスは変わりませんし、お互い成長し合いながら一緒にお仕事をしていきたいと思っています!
今日は貴重なお話しをありがとうございました。
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