営業部の石井です。
新卒の方は、社会人になって半年ほどが経ちますね。慣れない仕事を任された当初は緊張感を持って仕事をしていたものの、慣れてきたとたんにうっかりミスや失敗をしてしまった方も多いのではないでしょうか。
失敗をすると、先輩や上司、そしてお客様にご迷惑をかけてしまいます。失敗したくて失敗しているわけではないからこそ、「やってしまった......」と深く落ち込むはずです。
失敗は誰もがしてしまうものではありますが、その経験をどうしていくかは自分次第です。失敗したことを振り返り、適切に対策を立てることで今後に活かせる学びを得られます。
そこで今回は、私が実際に経験したり、見聞きしたりした失敗エピソードをご紹介し、具体的な失敗内容に加えて、そこからどのような学びを得て再発防止ができるかをまとめました。
新社会人の方はもちろん、ミスや失敗に先回りして対応したいと策を練っている方はぜひ参考にしてみてください。
オンラインならではの失敗談
まずは、オンライン・リモートならではの失敗談を2つご紹介します。どちらも、オンラインツールを使用した打ち合わせでは起こり得る内容かと思います。
オンライン面談のURLが開けない
ある日のオンラインミーティングでのことです。
ミーティングの入室URLを事前にお客様から送っていただいていました。しかし当日、受け取ったURLからなぜか入室できなかったんです。その時は何度か試したもののうまくいかなかったため、後日に延期となりました。
ただ、冷静に考えてみると、メールなどを使えばお客様と連絡すること自体はできたので、私が新たに入室URLを発行して、メールでお送りすればよかったんです......!
でも当時の私は、入室できないことへの焦りから機転が効かず、トラブルに対応することができませんでした。
このエピソードから、オンラインツールを使用するときは何かしらトラブルがつきものという前提を持ち、イレギュラーに対応できるような事前準備の大切さを学びました。
使い慣れないミーティングツールで画面の背景が丸見え
別のオンラインミーティングでのことです。
この時は、普段使用しているものとは違う、使い慣れないツールを使用しての打ち合わせでした。初めて使用するツールでしたが普段通り入室をすると......
背景ぼかしやバーチャル背景の設定がされておらず、思いっきり背景が丸見えの状態で入室してしまいました!
しかも使い慣れてないので背景の設定方法も分かりません。その打ち合わせは画面オフの状態にさせていただき、なんとか乗り切りました。
このエピソードから、初めてのツールを使用するときは、事前に触ってみて慣れておき、必要な設定を行っておくことが必須だと学びました。
対面打ち合わせならではの失敗談
次に、オンライン・リモートではなく、対面で行う打ち合わせならではの失敗談を2つご紹介します。
2023年春以降、オフラインでの打ち合わせも増えてきているかと思います。しかしこれまでの数年間、オンラインに慣れていたからか、久しぶりのオフラインでの仕事でうっかりミスをしてしまいました......。
移動があるのにスケジュールを詰め込みすぎた
お客様と対面で打ち合わせをするとき、スケジュールを詰め込みすぎて、危うく遅刻をしてしまうことがありました。
前の予定が長引き焦っていた中、移動中になんと電車が遅延してしまったのです。なんとか集合時間ぴったりに到着することができたものの、移動中はかなり冷や汗をかいていました。
オンラインであれば、ある程度スケジュールを詰め込んだとしても、移動がないため対応できます。
しかし、対面での打ち合わせの場合は移動があります。私が経験したように、移動中には電車遅延などトラブルが起きる可能性があるのです。
いつしか私は、オンラインによる「移動なしのスケジュール組み」に慣れてしまっていました。
オフラインでの仕事では、オンライン以上に、時間に余裕を持った予定を組む大切さを学びました。
行き先の調べ方が甘かった
他にも、移動を伴う対面打ち合わせで焦った経験があります。
その時は、行き先の調べ方が甘かったことによりたどり着くまでに時間がかかり、スケジュールに余裕がなくなってしまったのです。
- 遠方に電車で向かう時、降りるはずの駅を乗り過ごしてしまった
- 似たような名前の駅が近くに多数あり、降りる駅を間違えてしまった
- お客様のオフィスが同エリアに複数あり、打ち合わせするビルを間違えてしまった
- 打ち合わせ場所のビルが建て替わったばかりで、地図アプリをみても分からずに迷ってしまった
こうした経験から、事前に路線図を調べたり、行き先の地図を確認したりして、アクセスを十分に確認して打ち合わせ場所に向かうよう心がけています。
コミュニケーションにおける失敗談
仕事を円滑に進める上で、どのような場面であってもコミュニケーションが不可欠です。しかし「自分の認識と相手の認識がまったく違った......」という経験は誰しもあるかと思います。
自分の思い込みで進めるのではなく、相手と丁寧なコミュニケーションを取って仕事を進める重要性を学んだエピソードのご紹介です。
打ち合わせでまさかのご本人不在
オンライン打ち合わせの際、続々と参加者が入室したものの、打ち合わせの主役となる方が一向に現れませんでした。しばらくして連絡をすると、その方は自分が参加する打ち合わせと認識していなかったことが分かったのです。
私としては、打ち合わせに参加していただく依頼の連絡を送ったつもりでした。しかし、相手には別の伝わり方をしてしまっていたんです。私が送ったメールを後で読み返すと、確かに分かりづらい文章となってしまっていました。
このことから、文章でのやり取りでは自分の伝えたいことが伝わっているかの確認が大事だと学びました。自分の思い込みをできるだけ文章から排除すべく文章を見返してリライトしたり、伝わっていないかもと思ったらリマインドを送ったりするなど、互いの認識を揃えるようなコミュニケーションを取るよう努めています。
「アドレスとは何を指す?」
お客様とメールでやり取りをしているときの話です。
私が「〇〇さんのアドレスを教えていただきたい」と送信したら、「アドレスというのは、メールアドレスですか?それとも住所のアドレスですか?」と返信をいただきました。
私としては「アドレス」は「メールアドレス」のことだと当たり前のように認識していましたが、確かに「住所」の意味もあります。
このように、複数の意味を持つような単語を使うことでコミュニケーションエラーが起きることは少なくありません。
例えば「8:00」と記載した時、それは「朝の8:00」なのか「20:00」のことなのか。また「大丈夫です」と言った時、それは肯定してるのか否定しているのか......などが挙げられます。
あらゆるコミュニケーションにおいて、自分と相手で共通認識を持てているかに意識を向けることが重要だと感じたエピソードでした。
服装がかしこまりすぎて心の距離に影響
公私ともに良くしていただいているお客様との打ち合わせでの服装のことです。
私は「お仕事の打ち合わせだから」という理由でスーツで行きました。しかしお相手の方はラフな服装でいらっしゃったんです。
そして、スーツを着てきた私に「かしこまった格好ではなく、ラフな格好でいらしてください!これだけ仲良くさせていただいているのだから、スーツだと逆に距離を感じてしまいます」とおっしゃいました。
私としては「ビジネスシーンだからスーツを着るのが当たり前」と思っていましたが、お相手との関係値によっては柔軟に対応することも大切だと学びました。
この経験から私は、自分の思い込みや世間の常識だけを優先するのではなく、相手との心の距離を鑑み、TPOに合わせた選択をするよう心がけています。
鍵は「予想できるかどうか」
失敗経験は誰にだってあると思いますし、失敗を全くしない方が難しいでしょう。世の中にはたくさんの記事や情報がありますが、どうしても成功談が多いようにも感じており、今回はあえて「失敗」をテーマに記事を書いてみました。
今回ご紹介した失敗は、その時点で予想がつかなかったことが多くありました。逆を言えば、予想できるのであれば対処ができることも多くあります。
何より、日々新しい経験をしたり挑戦をしたりするのに、起こり得ることのすべては予想できません。すなわち、新しい経験・挑戦だからこそ失敗するものだと、私は思っています。失敗をしてしまったことに対しては、落ち込む気持ちをうまく切り替え、しっかり振り返ることで自分の成長につなげることができます。
これからも、「失敗を避けられるように善処はするが、過剰に恐れない」「失敗を経験として成長に活かす」という観点を持って仕事に臨んでいけたらと思います。
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