ノヴィータ広報担当 中根です。
前回のデータビジュアライゼーション勉強会のブログに引き続き、社内勉強会のブログをお届けします。
今回のテーマは「コンテンツマーケティング」。数年前にブームが起こり、企業とエンドユーザのコミュニケーション手法として定着した感じもあります。
ノヴィータも、働くママ向けWEBメディア2つ「LAXIC(ラシク)」と「BRAVA(ブラーバ)」を中心に、クライアントさまのWEBメディア案件に携わっていたりもするので、非常に力を入れており、常に情報はアップデートしていかなければいけない分野です。
今回も外部講師をお招きし、さらには社外のゲストもお呼びして開催いたしました。
講師は、株式会社FaberCompany 月岡さま。コンテンツマーケティング、SEOといえばすぐに思い出せるほど、業界では有名な会社さまです。月岡さまは、セミナーや勉強会にも多くご登壇されていらっしゃいますが、今回の勉強会講師を快諾していただきました。
検索自体はなくならない。今は〇〇検索の時代?
ノウハウてんこもりでお話いただき、私自身非常に勉強になったのですが、こちらでは印象に残ったところを記載いたします。
最近、SNSを通じて情報を発信受信することが容易になり、検索エンジンの影響力が少なくなっているのではという声も時々聞くようになりました。そんな今でも検索は増え続けているという米国企業の調査データもあり、検索についての在り方は変わるが検索自体はなくならないのではということでした。直近のGoogleイベントでは、いまや世界全体の検索の20%が音声検索になっているというデータも提示されていたのだそうです!
(個人的にも別の方から、今の小中学生が「音声入力」を駆使しているという話を聞いて、衝撃を受けたばかりです。私は使わないので実感がなかったのですが、音声検索もすごく活用されているのですね…!)
これからのGoogleはモバイル、スピード、アプリ
他にもGoogleイベントに関する情報も教えていただきました! これからのGoogleは、モバイル、スピード、アプリが重要になってくるそうです。
具体的には
「Mobile First Index(MFI)」
(モバイルが主要デバイスになったので、検索結果をデスクトップベースではなくモバイルベースでインデックスしたほうがユーザのためになるということで、Googleは移行を準備中)
「Accelerated Mobile Pages(AMP)」
(最近、食べログさんやぐるなびさん、その他多くのサイトで取り入れられているモバイル端末における高速表示のフレームワーク(AMP HTML)。既にGoogleにキャッシュされているので、検索結果のクリックからの読み込み時間がほぼなく、かつGoogleドメインのURLが出てくることがポイントです。読み込みが遅いとユーザは離脱するので、その対策にもなっています)
「Progressive Web Apps(PWA)」
(WEBでネイティブアプリと同じような動きをするものがつくれるというもの。今後増えるのではないかとのこと)
という3つが重要なポイントです。これはコンテンツマーケティングのみならず、WEB制作においても、認識していかねばいけないものだと思っています。
コンテンツの作り方でみるべきポイント
コンテンツマーケティングの勉強会だったので、コンテンツの作り方についても教えていただきました。基本的なことではありますが
- ユーザの検索意図を把握してコンテンツを作ること(どのようなシーンで、何を知りたいと思っているのか)
- ユーザが「情報収集している」検索クエリにおいて、コンテンツを作ること
- 検索で評価されているコンテンツは、ユーザが知りたいことである可能性が高い
などを意識するとよいそうです。
例に挙げて説明くださったのが「掃除機 壊れた」と「掃除機 修理」というキーワードでの検索結果の違いについて。「壊れた」「修理」という言葉だけ並べてみると、直感としては似ていると思える要素が強くあります。しかし検索結果を見てみると、検索者が置かれているシチュエーションが異なることがわかります。こうした「検索者の意図」にあった記事を作らなければ、求める結果は得られないということです。
続けて、検索キーワードの考え方や分析の仕方、アイデアの出し方に加え、コンテンツマーケ・オウンドメディア・SEO管理分析ツール「ミエルカ」を使った分析方法と、効率よくできる具体的な手法もたくさん教えていただきました(様々な分析が簡単にできるので、調査や分析に費やす時間が圧倒的に短くなるそうです! 確かに一から分析して考えていたら時間が足りないかも…)。
深さのある情報を収集するとともに、より幅広い展開へ
ノヴィータが力を入れている「コンテンツマーケティング」という分野において、あらためて基礎を再確認し、より知見の多い方から具体的なケースを学んだ今回の勉強会。
今回は、いままでコンテンツマーケティングの知識や実務が少ないメンバーも自主的に参加をしてくれました。それのみならず、自身の専門分野とのシナジーを見定め、会社としての新しい取り組みができそうだと考えたことを、勉強会翌日の定例会(全社のライト二ングトーク会)にて早速教えてくれました! 今後の展開が楽しみです。
ノヴィータでは、クライアントさまに多様な課題解決方法を提示できるように、今後も勉強会を積極的に行っていきます。また、ノヴィータでは「定例会」と呼んでいるライト二ングトークの取り組みを行っており、専門外の知識を横断的に得ることができるように、会社としても支援をしています。
今後、おもしろい勉強会や取り組みが行われた際には積極的に、当ブログでご紹介させていただきます。
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