NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

ノヴィータの「柔軟な働き方」事例と考え方(2019年)

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ノヴィータ広報担当 中根です。

2019年もどうぞよろしくお願い申し上げます。とてもありがたいことに、新年明けて早々にマスメディアでの露出が立て続けにあり、オフィスは例年よりも少しだけ、そわそわした空気をまとっておりました。広報担当としては嬉しくありがたい気持ちの一方で、一気に来たのでちょっと戸惑いもあり、メンバーに助けられてなんとか進めております。

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1月中旬の「news every.」子連れ出勤の特集で、三好の体験談コメントを放送いただきました

取材でご注目いただいていたのは、ノヴィータにおける「働き方」の事例です。ここ数年、「働き方改革」という言葉とともに世の中の注目度が高まっており、他社さま含め、柔軟な働き方の事例を見ることも増えてきました。ノヴィータでも働き方に関する取り組みとともに、発信を増やしています。(実行したからこそのメディア取材であると思うと、とてもうれしいです)

そして、この1年で柔軟な働き方について進展もあったので、改めてご紹介させてください。

柔軟な働き方は手法であり、目的ではない

2006年の創業当初から週3正社員がいるなど、ノヴィータにはその人に合った働き方を支援する文化があります。また、メンバーに長く働き続けてもらうために、柔軟な働き方に対応しています。

前提として、働き方は目的として考えてはおらず、「成果」との両立を目指してもらっています。どのメンバーも、ライフイベント(結婚・妊娠・出産のみならず、転居や病気、介護なども含む)に伴って発生した制限の中で成果を追求するために、自身のベストバランスを探しています。

それぞれ価値観や目指すキャリア、置かれている状況が違い、実現させるには本人の努力はもちろん周りのサポートも大事になってくるので、制度先行でなく各々が目指したい方向を決め、支援を会社が行い、一緒に事例を作っている状況です。勤務のやり方を変えているメンバーは、男性女性、既婚未婚、子供の有無、勤続年数にかかわりません。勤続5年のメンバー、10年ほどのメンバーも最近になって働き方を変えました。

これらをノヴィータで実現できるようソフト面・ハード面から推進しているのは、働くママの当事者として自身が「ライフイベントに応じた働き方」の必要性を強く感じている、代表取締役社長の三好です。2015年から運営しているWEBメディア「LAXIC(ラシク)」も、この考えから生まれたものです。

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三好自身も子連れ出勤を行っていたことがあります。2016年8月ごろ、社員に向けてプレゼンを行っている時の様子です

「柔軟な働き方」の仕組みを下支えするもの

それぞれ価値観も状況も違う中で「自分らしい働き方」を考える機会も定期的に取るようにしています。自分らしい働き方は、自分の強み弱み、自分のなりたい姿を踏まえて導かれるものであり、これらのものを自認していないと導くことはできないからです。自分がどのような人で、どういうことが得意で、今後どうなりたいか。自分は何がしたくて、会社から何を求められているか。といった掘り下げや振り返りの機会を多く設けています。過去には、各人の強み弱みを明らかにするサーベイや、それぞれの価値観の共有などを行い、自己理解、他己理解をしました。「成果との両立が前提で、働き方は目的として考えてはいない」という文化はここにも現れています。

様々な働き方の人を受け入れるにあたって、よりその人が成果を出しやすくするためのマネジメントも非常に重要です。ここも各人の努力に委ねるだけでなく、マネジメントに必要な考え方、課題解決手法を学べる研修も行っており、個人の能力を最大限発揮できる場を作れるよう仕組みを整備しています。

また、業務委託においても、作業だけをお任せするのではなく、会社のコアな部分を一緒に作り上げていただいているケースがあります。その方のご希望と、依頼業務や専門知識、キャラクターで成果を出しやすい関わり方があって、それを踏まえた契約を結んでいますので、社員とパートナーの区分が他社さまよりも少ないのではと思います(ここにも、働き方におけるノヴィータの考え方が表れているのではないでしょうか)。ノヴィータは「関わっているみんなで組織を作る」ことを大事にしており、パートナーさまに対しても同じ考えです。

ノヴィータで行われている働き方の実際の事例(※過去事例も含みます)

  • 時短勤務
  • 週3、週4での勤務
  • 子供の病気など、不測の事態に伴うリモート勤務
  • リモート勤務と出社勤務の組み合わせ(週の中で組み合わせる例)
  • 1ヶ月のうち1週間がリモート勤務(月の中で組み合わせる例)
  • 1ヶ月のうち1週間、不在期間がある勤務形態
  • 遠方からのフルリモート勤務
  • 子連れ出勤

2019年、今までの積み重ねを新しい展開に

ここ数年、働き方に対する考え方の実践と発信を行って、柔軟な働き方を目的とせず自分の「やりたい」を大事にしているメンバーを迎え入れ、それに合わせて仕組みをどんどん作って…を繰り返してきました。その結果、2019年は新しい展開が生まれています。

一つは、地方における働き方の仕組みづくりです。働き手の不足に対して問題意識を強く持ち、働く側の意識を変えるべく「学ぶ場所づくり」の取り組みを数年にわたり積極的に行ってきた兵庫県豊岡市と連携して行っています。数年にわたる準備の後、本格的に動き出してまだ数ヶ月ですが、豊岡市在住でリモート勤務しているメンバーも複数人採用できています。ありがたいことに、日本経済新聞でも大きく取り上げていただきました。まだまだ始まったばかりの取り組みですが、働くことを通じた「会社と個人の関係性」のあり方として広く提示し、地方の雇用という課題解決に取り組んでいきたいと思っています。

もう一つは、リモート勤務の拡充です。先述の通り、リモート勤務を含めて多様な働き方のメンバーが増え、ノウハウも着実に溜まってきました。ただ、設立から13年間の中で作ってきた会社の仕組みがあり、受託サービスということもあって、いついかなる時もリモート勤務ができるというわけではないことがありました。そのギャップをもっとなくしていきたいと考えています。もちろん「成果」との両立ありきですし、今までの仕組みを壊すくらいの気持ちで変えなければいけないこともあると思います。その紆余曲折も、今後発信していきます。

これらの推進の根っこにあるのは、創業時からある「課題解決」の思いです。自分たちの実践、発信から、他の方の課題解決のお手伝いができるところまで展開していることはとても喜ばしく思います。

まだまだ理想に至ったわけではなく、やりたいことはたくさんあり、今年はどんどん加速させていきます。これから一緒に組織を作っていただける方、会社とともに成長していただける方とご一緒できれば嬉しいです!

 

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