NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

「介在する価値」を考える。ノヴィータのSESサービスが喜んでいただける3つの理由

 

営業部の田中です。

普段は人材支援事業のうち、SESを中心に携わっています。また、営業部ではリーダーを務め後進指導にあたりつつ、地元である会津大学開催「女性のためのITキャリアアップ塾」ステップアップ講座の開催に携わったり、別の機会では授業を担当させていただいたりしています。

ノヴィータの人材支援事業の中でも、SESは多くの規模を占めています。

SES(システムエンジニアリングサービス)とは、ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種で、クライアント様のシステム開発の現場などへ、技術者であるパートナーの方をご紹介するサービスです。人をご紹介するというビジネスモデルであることなどから、SESという事業自体は一般的に賛否両論ある事業ではありますが、ノヴィータの場合はありがたいことに、クライアント様からも、ご契約いただいているパートナー様からも「ノヴィータさんにお願いしてよかった」とのお声をいただくことが多く、前向きに受け止めていただける状況にあります。

一歩間違えると、「ピンハネをしているだけ」「偽装請負やブラックな体質の温床」などと称されることもあるようですが、我々が提供しているサービスにおいてはそのようなことはなく、関係者の皆様と信頼関係が築けています。どのあたりがお喜びいただけるポイントなのか、今回は掘り下げてみたいと思います。

 

的確にマッチングするためのこまめな前提確認

ご相談をいただくクライアント様の状況をヒアリング後、ツールを用いて社内共有・管理しています。これにより、出来得る限り正確な状況をこまめに把握しておくことで、ご相談時の対応スピードに柔軟に応えることを可能にしています。

また、クライアント様だけではなく、ご紹介させて頂くパートナー様の実務スキルをテキストで把握するだけではなく、通常やり取りしていない方だった場合は面談を設けて把握させていただいています。これにより、働き方に関するご本人の要望や、望ましいコミュニケーションスタイルを具体的に確認しています。

クライアント様、パートナー様ともにお時間をいただくことになるので、人によってはご面倒に感じる場面も多くあるかもしれませんが、ご質問をいただくタイミングで回答の手配を行ってしまうと時間がかかってしまいます。そうなることを避け、よく発生するご質問事項については前もって双方からお伺いしておき、迅速に回答できるよう準備をおこなうことは、我々にとって「当たり前にやるべきこと」としてやっています。

 

解像度の高い背景理解に基づいた対応の早さ

前提として、クライアント様は目の前にある事業課題解決のために、プロジェクト方式で取り組んだり、抱えているシステムの運用保守にあたらなければならなかったりする状況にあることがほとんどです。そのために、状況に応じた人材のアサインが必要になることを、背景から含めてしっかりと理解する必要があると我々は考えています。

先述の通り、SESとは委託契約の一種で、事業課題解決に資する緊急度の高い人材マッチングが要求されています。それに伴って解像度高く具体性のあるゴール設定があるため、新卒・中途採用とはマッチングで必要なものが少し異なります。

上記で記載したこまめな前提確認をおこない、このような背景理解を深めているからこそ、緊急かつ状況に応じた人材アサインのご要望に、スピード感高く取り組めており、かつご納得いただけていると自負しています。

また、発生する質問や課題は、解消したいタイミングを損なうことのないよう、できる限り即時即日解消をすべく努力しています。

  • ご面談後のご回答
  • 条件面などの検討結果
  • ご契約内容や事務手続きに関するご連絡

我々が介在することにより連携事項はどうしても発生するのですが、人手不足が長く続いている状態からクライアント様もお急ぎであることが多く、我々も機会を逃さないようにしたいこともあるため、リードタイムは可能な限り短くすることを信条としています。

面談立ち会いや、定期面談設定による相談しやすい土壌づくり

面談立ち会いや定期面談設定を手厚くさせていただいていることに対し、よくクライアント様やパートナー様から驚かれます。他社事例では、成約後は放置状態になるところも少なくないと伺います。しかしながら我々は、SESの取引においてこまめな前提確認を行って対応スピードを保ちたい、そして、今後SESにとどまらず信頼関係を築きたいと考えたときに、できる限り接点を保っておくことが望ましいと考えています。

同席・お顔合わせさせていただきたいタイミングは以下の3点が多いです。

  • 初回面談時の同席

可能な限り初回面談時はご同席させていただいており、受け入れされるクライアント様、常駐されるパートナー様の双方のやり取りのみだと気づかない可能性がある点をフォローさせていただいています。

  • ご成約後の定期ヒアリング

ご成約してもそのままクライアント様・パートナー様双方のやり取りに任せきりにすることなく、パートナー様と定期ヒアリングをもたせていただくことで、懸念点やすれ違いなど課題に発生しかねない細かい点をキャッチアップしています。

  • ご契約終了時のご連絡

ご契約が完了した際には毎回の振り返りと新規課題についてお伺いしています。1度のお取引が終わると一切のご縁がなくなる…ではないと認識しており、今後もお力添えできる点はないか新たな視点で考えるべく、ヒアリングさせていただいています。

 

人の介在による「価値創出」とは

「間に存在するための価値創出とはなにか」について常に模索していますが、この模索こそ、継続的なご相談の前提にあると思っています。

事業課題解決のためにプロジェクトが組まれ、そこに人と人とが介在してプロジェクトをゴールに導かねばなりません。さらに、我々は直接解決には携わらない、いわゆる支援側であり、要は「介在者を増やし、煩雑になりかねない」立場であることを理解しています。人材が足りないからといってただ紙面上のスキルだけ見て、右から左へ流れ作業のように人を紹介すればよいとは思っていません。

人のご紹介という大事なことであり、かつ状況が複雑で緊急度が高く、スピード感が問われる難しい仕事なのです。なので、対応に粗雑さが残るやり方を行ってしまうと、最初に申し上げたような悪い評価を受けることになります。

我々が提供するSESのサービスにおいては、限られた時間で的確な対応を行えるよう効率性を高めていること、そしてひと手間かけて対応することそのものが、我々の価値提供であり、継続してご相談いただける最大のポイントだと考えています。

SESにかかわらず、人が介在している「仕事」というものにおいてすべからく大切なことではあります。当たり前のように見えて実際はなかなかできないことを継続していくことが重要なのではないでしょうか。我々も引き続き模索しながら、クライアント様の課題解決をサポートできるよう邁進します。

 

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