NOVILOG

株式会社ノヴィータが運営するブログメディアです。メンバーのこと、文化や価値観、ノウハウ、様々な活動などについて発信します。

「受注前からの密なやり取りで、いつ何をやるべきか、提示してくれた」慶應大学・清水先生



 ノヴィータでは、東京学芸大学のWEBメディア、東京工業大学グローバル理工人育成コースの受講生向けサイトなど、大学や各種教育機関の案件にも多数取り組んでいます。

 この度は慶應義塾大学理工学部物理情報工学科清水研究室のサイト制作を担当し、清水先生から弊社を選択した決め手などさまざまなお話をお伺いできました。

 今後の目標などから見えてくる課題は、大学関係者以外にも参考になる内容だと思います。是非ご一読ください。

若い人にも分かりやすく、興味を持ってもらえるサイトを作りたかった

インタビュアー
この度は弊社へのご依頼ありがとうございました。早速ですが、お問い合わせくださったきっかけを教えてください。

清水先生
 私の感覚の話になりますが、パッと見た時に格好良く作ってくれそうなところに依頼したかったんです。あと、あえて理工系でない会社に頼む方がいいんじゃないか。そう考えていろいろ調べていく中でノヴィータのサイトを拝見したところ、今風なデザインのものを多く手掛けているようなので問い合わせしました。
 サイトを作る時に大事なのは見る人の視点です。そして我々のような研究室のサイトを主に見に来るのは若い人たちなんですよ。研究室に興味を持っている学生や、留学先を見つけようとしている海外の学生、研究員などですね。
 だから、「見やすい、分かりやすい、かっこいい」デザインが重要だと思うんです。そうでないとトップページ以外は見てもらえません。なので、サイトデザインや制作会社についてたくさん調べていました。

 

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科清水研究室 清水先生

 

発注の決定打は、レスポンスの速さと密なやり取り

インタビュアー
そんな中、弊社に発注を決めた理由は何だったのでしょうか。

清水先生
 レスポンスの速さですね。最終的には3社に問い合わせしていましたが1番返事が早いのがノヴィータさんだったんです。しかも、実際に発注する前であってもZoomで相談に乗ってくれたのは嬉しかったです。
 初回の打ち合わせから早速、見積りやスケジュールなど具体的に話ができたので「この人たちに任せたらいいもの作れるだろうな」って、信頼感が増していきました。実際、発注後は私だけでなく学生たちの意見もきちんと取り入れていただけましたし。
 他社さんとはメールでのやり取りだけだったので、こちらの言っていることがうまく伝わっているのか不安でした。それに正直、メールでのやりとりは過去ログを探すのが大変なんですよ。毎日膨大な量のメールが届くので。

インタビュアー
実際にご発注いただいた後は、メールではなくSlackが使えたことも良かったとお伺いしています。

清水先生
 Slackでやりとりできたのはとても助かりました。Slackは研究室だけでなく、学部全体でも事務連絡や他愛のないチャットなどでよく使っています。Slackはメールと違って、複数のトピックを並行して打ち合わせしていくのに便利ですよね。
 あとは、いただいた作業スケジュール表が分かりやすかったのも良かったですね。
 突然「今これをやってください」と言われても、授業や会議もあるので時間がとれなくて困ります。でもいつ何をやるべきか、最終納品までのスケジュールが予め提示されていたので、「次はこれが来るな」と予測して、空き時間に先回りして作業しておくことができました。

インタビュアー
清水先生から前倒しで素材をいただけたことも多く、現場としても大変助かりました。

 

動画掲載や更新頻度改善に取り組み、新しい時代の研究室サイトを作っていきたい

インタビュアー
今後、Webサイトで取り組んでいきたいことはありますか。

清水先生
研究内容の紹介をもっと充実させたいですね。論文の説明や、研究室での活動が分かる短い動画を載せたりしたいです。今はざっくりとした説明しか載せられていませんが、異分野の人にも何をやっているか分かりやすい研究紹介が必要です。
執筆中の論文については言及が難しかったりと、研究室特有の事情からなかなか最新情報を載せにくいのですが、なるべく新しいことを伝えていきたいとは思っています。

インタビュアー
動画についてはYouTubeだけでなくTiktokなども考えているそうですね。

清水先生
文章での説明も大事ですが、若い人はInstagramやTikTokなどで見かけるような30秒程度の短い動画の方が馴染み深いですよね。実験室でやっていることを撮影してすぐポンっと載せたりしたら見てくれる人がもうちょっと増えるかなと。ただ私だけでは難しいので学生の力も借りてどうにかしたいです。

 

研究室のミーティングの様子

 

インタビュアー
コンテンツ作成や更新作業などの難しさについては、これまでの打ち合わせの中でもいろいろとお伺いしました。

清水先生
私は研究や講義は得意ですが情報を発信する広報などの業務は不得意です。
やっぱり、情報発信については専門の方に依頼することが必要だと感じています。学生の力を借りるにしてもみんなも忙しいので、2ヶ月に1回の更新すら全然できなくて年1回くらいになっちゃうんです。いざ更新時期が近づくと焦ってやる、毎年そうなっちゃう。常に努力しないといけないとは思いつつもなかなかできませんね。

インタビュアー
Web制作をしている私たちも、実際自ら情報発信をするとなると難しさを感じることは多いです。コンテンツの内容や方向性の精査、そして更新の継続が……やっぱり通常業務と並行するのは辛いですよね。

清水先生
研究だけでなく情報発信も全部、研究室自らやらなきゃいけないと言われているので、困っている人は実はたくさんいると思います。
我々研究者は、出資元の文部科学省や、日本学術振興会、各種財団などの組織から求められることもありサイトを作りますが、何にどれだけ予算を割けるかも研究室ごとに違います。
「研究室」というのは大学という組織の中に一つ一つの中小企業のように研究グループが存在しているようなもので、研究室の先生って中小企業の社長さんみたいなものなんです。
歴史も予算もあるグループは情報発信にすごくお金をかけられるかもしれませんが、若手の教員は自分でやってる方がやっぱり多いですね。
そういう事情もあってか、大学研究室や研究所のサイトは、「とにかく情報が入っていれば良い」という作りが今も多いです。
「『こういうファンディングからお金をもらってこういう研究をしています』ということさえ分かればいい。研究内容や論文のリストさえあれば十分だ」という時代が長く続いています。
でもそういうスタイルを変えたいと思ったんですよね。
今回は、そういった私の希望に沿ったページを作ってくださり、ありがとうございました。

 

取材の様子

 

「中小企業と大学研究室は似たようなもの」という清水先生のお言葉が印象的でした。
日々の業務に手一杯で、なかなか情報発信まで手が回らない……中小企業の方からのご相談で同じようなお話を伺ったこともあり、清水先生のようなお悩みをお持ちの方は本当に多いと思います。

現在ノヴィータではサイトの新規制作・リニューアル制作に加え、定期的にコンテンツ更新も承るサイト運用も対応しております。情報発信の管理面・企画面など、サイト更新を継続するにあたってつまずきやすいポイントを押さえた、サイトの設計と開発が得意です。サイト運用では数年お付き合いしているお客様も多く、大手企業のお客様もいらっしゃいます。

オンラインでの継続的な情報発信や、デジタルマーケティングでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非ノヴィータにお声がけいただければ幸いです。

 

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