NOVILOG

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2代目社長は諦めが悪い。だれがなんといおうと 「一緒に」考え続けることを、絶対に「諦めない」(No.8 三好怜子さん)

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なりたかった「社長」、現実は甘くなかった

2代目社長というのは、想像以上に大変だ。

だいたい、会社を起こす人というのは、キャラのたつ個性派や天才型(あるいはその逆か)。対して2代目社長は、こういっちゃなんだけど地味なタイプが多いような気がする。しかも、その地位についた瞬間からさまざまなプレッシャーがのしかかる。初代が立ち上げた会社を維持する(金銭面、文化面含めて)ことはもちろん、2代目社長らしさも打ち出さなくてはいけない。何かと初代と比較されがちだし、とにかく気苦労も、守るべきものも多いのだ。

2代目・三好怜子社長も例外ではない。

一見すると、地味とはいえない。美人でスタイルがよくて、明るくハキハキした印象だ。でも、社長に就任してすぐは、周囲からの期待とプレッシャー、理想と現実のギャップ、自分の気持ちをうまく言語化できないもどかしさのなかで、日々自信を失っていったという。

大学在学中に会長・小田垣と出会い、彼が役員を務めるWEBの制作会社にインターンで参加。ノヴィータがスタートした当初から小田垣のそばにいて支えてきた彼女は、会社の規模が大きくなるにつれ、小田垣が現場をみきれなくなっている現状や、職場の環境整備に力をいれたいと、29歳のとき自ら取締役を志願。そのころ、同世代の友人は結婚・出産ラッシュ。ライフプランの変化による働き方について考え始めた時期でもあった。

役員時代を経て、2015年に社長就任。

「あんなになりたいと思っていた経営者でしたが、現実は甘くないと知りました。小田垣は、スピード重視、即断即決タイプ。一方私は、理想主義だといわれるかもしれませんが、できるだけ社員全員の納得感を高めたくて、可能な限りみんなで一緒に考えたいタイプ。決断に時間がかかるし、自分の決断に確固たる自信ももてなくて。社員や周囲が戸惑い、不安に思う雰囲気をひしひしと感じていました

2代目社長としての明確な指針も示せないなか、社長就任後3ヶ月で妊娠が判明。

「もちろん、子どもはずっと欲しかったしうれしかったです。でも、なぜ今……という思いも正直ありました。会社のことも、初めて経験する妊娠についても、不安しかなかったです」

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社長だって人間。スーパーマンになれないから、抱え込むのをやめた

出産ギリギリまで働き、復帰後は約5ヶ月間の子連れ出勤。社長としての体制が整う前に、出産・育児が重なり、仕事とプライベートの両立、そのバランスがつかめず悩む日々が続く。おまけに家事も完璧にこなそうとして物理的・体力的にも無理だとわかり、1週間で夫にSOS(夫は快く家事をひきうけてくれたらしい)。

思うようにいかない子育てと社長業。なんと円形脱毛症にもなった。

「そんなとき、『親になったからできることがある』という川村の言葉や、『諦めは悪いけど、継続は得意なんだから、大丈夫! それより、社長は会社の顔だから、もっと明るく元気よく!』という小田垣の言葉に励まされました」

社長就任から間もなく7年。振り返って今、思うことは?

「社長就任直後はスーパーマンをめざしていました(笑)。完璧にかっこよく、なんでもできないとダメだと思い込んでいて。でもやっと、肩の力を抜いて、〝助けて〟と言えるようになりました。社長だって人間です。私は恵まれているほうかもしれないけれど、子育てをしながら仕事をやってみて、体力的にも物理的にも限りがあることを痛感しました。私の体はひとつしかないし、1日は24時間しかない。そう体感して、ふっきれたんです。全部ひとりで抱え込むクセ、自分がやったほうが早いというマインドを、根底から改善しようと思いました

人には、できることとできないことがある。できないことは、できる人にやってもらえばいい。

「ひとりで抱えることで仕事がうまくすすまないなら、みんなで共有して得意な人が解決してくれたらいい。自分ができないことを認めることは最初つらかったけれど、自分ができると思っていたことは案外できていないし、やりたいこととできることは違うんですよね」

情熱だけが先走り、言語化が苦手な三好を傍で支えてきた広報・中根はこう話す。

「確かに、小田垣のようにすぐに即決しないこともあって、社員が不安、不満に思うこともあるかもしれません。でも逆にそれは、各人が自分で考え、実行するチャンスでもあるということ。三好がすごいのは、ひとりひとりが自分の頭で考え、試行錯誤するとき、必ずそこに寄り添うことです。一見無謀そうに見えることでも、よりよくなることであれば〝いいね〟と背中を押してくれるし、ときに会社として手を差し伸べてくれる。それぞれが持つ個性に期待をしてくれるんです。そこが本当にすごいと思う」

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100通りの働き方を、可能な限り叶えたい

社長も社員も一緒になって考え、チャレンジして、くじけて、のりこえて、改善する。これを何度だって繰り返す。そのために必要な情報はすべて開示し、社長が悩む姿だってフルオープン。もはや、そのプロセスを社員が楽しんでいる気配すら感じる。問題をみんなで共有し、たとえ全員でなくても、その思いをくんだだれかが、声をあげ手を上げ、行動する。「それが何よりうれしい」と三好は言う。

今、着実に少しずつ、その成果は見え始めている。

リモートワークやワーキングマザーとしての働き方、スペシャリストになるのか、ゼネラリストになるのか、あるいはプレイヤーでいたいのか、管理職としてキャリアを積みたいのか。100人いたら、100通りの働き方がある。そのひとつひとつを、可能な限り、叶えたいという三好の情熱は、確かに身を結んでいる。働き続けたいという思いを働き方で解決しているのだ。

「ノヴィータをどんな会社にしたいですか?」このインタビューの際、真っ先に聞いた質問だ。

「うーん……」しばらく考え込み、やっと彼女が絞り出した答えは、こうだった。

「社員みんながやりたいことをやってお金が稼げること」

……なんて率直で実直な目標だろう。

ちっともかっこよくないし、キャッチーでもない。

当たり前のことしか言ってない。

でも、よくよく考えてみると、こんなことが叶う会社なんて、そうそうないはずだ。

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「たとえ一時的に売り上げが落ちたとしても、長い目でみたとき、社員ひとりひとりが自分のライフスタイルにあった働き方で、やりたいことをやって、会社、ひいては社会に貢献できればいい」

一見すると夢物語みたいな目標を、彼女は本気で大真面目に考えている。

長所:諦めないこと。得意技:諦めないこと。趣味:諦めないこと。

美人だけどものすごく主張する彼女のまゆげに、「諦めない」ことにおいての意思の強さが表れている。とことん人を信じて期待して、一緒に悩んでぶつかって、転んでどろんこになってまた立ち上がる。そのしつこさに、諦めない力に、継続するパワーに、周囲はいつしか巻き込まれている。

だからこそ、思う。

素敵なキャッチフレーズじゃなくても、いいんじゃないか。

「社員みんながやりたいことをやってお金を稼げる会社」

ウィズコロナ、ニューノーマルの時代、三好社長率いるノヴィータは強い。なぜなら、ひとりひとりが自分の頭で考えて、自分ができることをやっているから。今は小さな船かもしれない。でも、いつかきっと多くの人を救う大きな船になる。そんな予感がする。

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最後に。

自分流の社長像が描けなくて、理想と現実のギャップに苦しんで、涙していた日々を私は知っている。

〝お飾り社長〟なんて言われて「もう、ダメかもしれないっす……」とめちゃくちゃ凹んでいるくせに、それを絶対に周囲に悟られまいと明るく元気に振る舞っていたことも知っている。2代目社長が背負う宿命のようなものもよくわかる。なぜなら、私自身が2代目社長を経験した先輩でもあるから。

友人として先輩として相談を受けていた当時、「〝石の上にも3年〟じゃないけど、自分を信じて、ひとつずつ、少しずつ、やっていくしかないよ」なんて偉そうにアドバイスしたっけ。

今は、友人として、こう伝えたい。

「社長として、ひとりの人間として、母として。〝ずいぶんたくましくなったね〟」と。

 


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