こんにちは。新入社員の坂口です。現在フロントエンドチームでコーダーをしており、今は少しずつ社内で仕事を任されるようになってきました。今回は取材研修の第二弾です。テーマは前回同様「社会人として大切なことは何か」です。今回のインタビュー対象者はノヴィータの新卒入社4年目、先輩女性社員でもある、クリエイティブ部デザイナーの屋良、WEBソリューション部ディレクターの藤村の2名です(敬称略)。
ノヴィータに入ったきっかけはインターン
-入社前はどのようなことをされていたのでしょうか
屋良「大学がデザイン専門の大学ではなかったので、ちょっとでもデザインの仕事を実戦でやってみたいと思い、独学でサイトを作っていました。就活では小田垣(ノヴィータ代表取締役会長)からの紹介で沖縄の制作会社の方を紹介してもらったので、話を聞きに行き、その人伝いで他の制作会社の方々にも、社会人になるにあたって必要なことなどを聞きに行きました。また、制作会社の職場がどんなものか参考にするためにノヴィータを含めた数社のインターンにも行きました。」
藤村「大学でマーケティングを勉強していました。私は就活の時にOB訪問で、小田垣を紹介してもらいました。小田垣にはその場で、じゃあとりあえずうち来ればいいじゃんと言われたのですが、その時は大学生だし半分見ず知らずの人だったので迷っていました。まずインターンすることを勧められたため、大学4年の4月から1年間インターンをして、最終的に入社すると決めたのは、大学4年の12月でした。」
二人とも、ノヴィータでインターンをしてから新卒で入社された経緯がありました。実際に職場の雰囲気や、自分がその職場で働いている雰囲気をつかむためにも、インターンは良い経験になるようです。私は実はインターンをしたことが無いのですが、社会人として働いているイメージをあまり掴めないまま就活をして苦しんだので、やっておけばよかったと少し思いました。
-ノヴィータのインターンではどのようなことをされていたのでしょうか
屋良「ノヴィータのインターンでは課題をもらっていて、それを先輩が業務の合間に見てくれました。あとは来客対応とか、電話を早くとるとか、掃除とかなどの社会人の基礎を教えてもらっていました。私は実務で使えるスキルがなかったため、教えてくれる先輩の力になれるようにということを意識していました。」
藤村「2014年当時は総務の人がいなかったため、社員総会の手配とかお手伝いみたいなことをやっていました。たまに調べ物のお手伝いをしたり、郵便局に行ったりしました。また、会社を今のオフィスに引っ越す時に、段取りなどディレクション業務のようなことをちょっとやりました。具体的には引っ越しの日付を決めて、引っ越しの当日に間に合うように、荷造りのアナウンスをするタイミングを決めて。あとは粗大ごみで捨てるものをピックアップしたり、業者に見積もりをとったりしていました。」
ノヴィータのインターンはその時によって色々違うようです。しかし、話を聞いていて、来客対応や何かする時の段取りを決めるなど、社会人になった時に役に立つことが身につくように感じました。また、インターン時代から相手のためになるように考えて力になれるように意識して行うことも、後々その習慣が付くようになるようなので大切だと思いました。
入社時からの努力と成長
-入社したての頃と比べたら、変わった部分はありますか
屋良「精神的にへこむ時間が短くなりました。入社した時は、辛い、やめたいとか、自分が出来ないのも悔しかったし指摘してくれる方に対してもネガティブなことを思っていました。ですが、泣いても悩んでいてもどうしようもないから結局は考えてやるだけと言われて、確かにって思いました。嫌だったら現状が変わるように自分で動かないとだめだなって気づいてから、実際そう動いてみると取り巻く環境が変わりました。今はむしろ出来ないことに対して、のびしろがあると思えてポジティブに仕事を楽しめるようになりました」
藤村「自分はそんなまだ劇的に成長しているとは思っていないです。ほんとにちょっとずつ重ねている感じです。なので、自分ではあんまりわからないですが、1年目に出来なかったことは2年目には出来るようになっていますし、半年前に出来なかったことも出来るようになっている感じがします。止まって振り返ってみると、出来ることが増えているのかもって思います。」
入社したての頃と比べると、多かれ少なかれ変わっている部分はあるということですね。変わるという事に対して、意識して変わったか、意識していなかったけど気づいたら変わっていたかの違いがあるようです。変化が激しい業界でもあるので、業界とともに無意識に変わっているということもあるのかもしれません。どちらにせよ、入社時から数え切れないくらいの努力を重ねられてきた結果だと思っています。
人に伝えることの難しさ
-仕事のフローで苦手な部分はありますか
屋良「人に言葉で説明するのがすごく苦手で、スムーズに指示出すのが難しいので、出来るようになりたいと思ってはいます。入社した時に説明がすごくわかりづらいと言われていて、ショックを受けました。それから色々と本を教えてもらったり学びを実践したりして、最近はましになってきたって言われてきたんですが、最初が破壊的にひどかったから今でもちゃんと伝わっているだろうかと不安です。」
藤村「私は技術面に強くないので、一人でお客様先に打ち合わせに行った時、技術的なところを深くたくさん質問されるタイプの方だったらちょっと気持ちが重くなります。準備されていたら出来るのですが、アドリブ的な切り返しがうまくないです。また、それに答えられないとお客様もなかなか信頼してくれないだろうから、苦手意識があります。あと新しいことをやらなきゃいけないときはハードルが高いので、ちょっと気合がいります。」
人にアドリブで説明することが苦手という意見が共通で出ました。私も苦手意識があって、相手に伝えたいことが全く伝わっていないと焦るのですごく気持ちがわかります。何かを説明する時に相手の目線に立って常に簡潔な文章で話せるようになれれば、お互いが認識をすり合わせる時間も削減出来ると思うのですが、なかなか難しいので少しずつ上手くなっていきたいです。
課題解決の要はヒアリング
-仕事上でお客様の要望をかなえる時など、課題解決で必要なことを教えてください
屋良「まずは最終的な目的をちゃんと聞くっていうのを意識しています。ミーティングとかでも色々な意見がある中で、目的が何なのかを聞きます。例えばこのボタンをクリックさせたいという目的があったら、埋もれてしまってクリックできるとわかりにくい時にはこうした方がいいですよっていうのをちゃんと提案するようにしています。どうしたら正解かっていうのをちゃんとお互いが認識をすり合わせていないと、結局全然違った方向に行ってしまうことがあるから、最終的な目標は聞くようにしています。」
藤村「課題解決に必要なことは2個あります。1個目はお客様がどう思っているのかをヒアリングすることと、2個目はお客様がこうしたいっていう気持ちを考えてあげつつ、その先にいるエンドユーザーの気持ちもくみ取ることだと思っています。2個目はどちらかというと今後やっていかなきゃいけないことですね。お客様がやりたいって言っていることが正解じゃないときもあって、お客様はAだと思っているけど、その先にいるユーザーはBって思っているかもしれないっていうことがあります。それを理解して提案しないといけないかなって思っています。」
仕事を受ける時にお客様側がどういう目的を持っていて、どう思っているのかをきちんとヒアリングすることが大切ということですね。目的をきちんと把握していれば、目的を達成するために何をすればいいのかを明確に洗い出すことが出来るので、後々のためにも重要な工程だと思います。お客様側の目線になって、お客様に寄り添うことで色々解決策が見えてくることがわかりました。また、お客様の目的とエンドユーザーがその目的に対してどう思っているのかを提案することは結構難しそうな所だと思いました。
感謝を伝えてもらえる嬉しさ
-現在の業務で楽しいことを教えてください
屋良「仕事は基本楽しいのですが、その中でも自分が作ったバナーや自分が対応したことに対して、いつもありがとうございますと言ってくださるのがすごく嬉しくてテンションが上がります。窓口対応をし始めた最初は緊張してたくさん失敗していました。ですが、屋良さんがいるから助かっていますなど、お客様から言われるとすごく良かったなあ、嬉しいなあと思います。」
藤村「納品やサイト公開したときなど、仕事がちゃんと遂行出来たら達成感があって楽しいです。あとは、お客様に評価してもらえたり、新しい仕事を任せてもらえたりする場面もちょこちょこ出てきたので、身になっているといいなと思います。」
業務で楽しいことでは、お客様に評価されることが共通として挙げられました。評価されたり、感謝を伝えられたりすることは、それだけ役に立つことが出来たという証でもあるので、次の仕事のやる気にも繋がると思います。私もこれからお客様から感謝されるぐらいの仕事が出来るように頑張りたいです。
最初は何でもチャレンジしてみる
-新卒の坂口に向けてメッセージなどあればお願いします
屋良「私も新卒で入ったのでいろいろ言いたいことがあるんですけど、人によって向き不向きがあると思っています。自分の参考になる人が社員にいるならば、その人に聞いてどうなりたいかを、その人にいっぱい教えてもらったらいいかなって思います。あと、新卒だからこそ、ちょっとハードルが下がるボーナス期間なので、色々なことをやってほしいです。私の経験から言うと、守りに入らないで死ぬかもぐらいの気持ちでやってほしいと思います。自分の限界を知る事で色んな事に挑戦しやすくなるんです。骨が折れたら強くなるみたいな感じで、折れることとか傷つく事を経験するとすごく成長出来ると思っています。新卒の時はたとえ折れてもみんなが骨を直してくれるので、色々やったらいいよって思います。」
藤村「とりあえず何でもやってみるといいと思います。その時は無駄じゃんとか、ただの雑用じゃんとか思っていることも、意外とそうでないことがあります。それにどんな意味があるのか、それを頼んだ人の望みに叶うようにするにはどうすればいいか、考えながらやるといいですね。例えば、掃除みたいな話であっても全然捉え方が変わってきます。最初はやっぱり出来ることが少なくて、私も1年目2年目辺りは全然なんにも出来なくて結構つらかったけど、そういう風にちょっとずつ積み重ねていけばいいと思っています。目の前のことを一個一個やっているとそれなりに出来るようになってくると思うので、何事も無駄だとは思わずにあとはある程度続けていく。向いていなかったものもありますけど、ここに何かあると思ったら続けてみるといいと思います。」
新卒のうちに、なんでもやりたいと思ったことをやってみるのが重要とのことです。ノヴィータではそういった土台があるので、魅力的だと思います。自分で考えて行動する練習にもなりますし、まだまだ出来ない事が沢山あるのでステップアップするためにも自主的に挑戦していくことは大事だと感じました。
相手の目線で考えるのが課題解決のカギ
今回は新卒で入社された先輩お二人から色々とお話を聞くことが出来ました。社会人として、自分自身や他の人が抱えている課題を見つけて解決することが重要だと思いました。お客様の要望をかなえるための課題解決のカギは、まずは相手の目的を把握して、相手の目線で考えることだということが、お二人のお話を聞いていてわかりました。また、何でもチャレンジしてみると良いという意見は前回の取材研修でも出てきたので、それだけ重要であるという事を改めて実感しました。
今回の取材研修で、ノヴィータで活躍されている、歳の近い先輩の方々がどういった考えで仕事をされているのかを知ることが出来て、とても勉強になりました。私もお二人に近づけるように、まずは社内の掃除など、さりげない部分から課題解決していきたいと思います。
※2023年4月をもって退職しましたが、ご本人の了承を得て掲載しています。
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